IDS・IPSとSIEMとは?
IDS・IPSとSIEMとは、IDS(侵入検知システム)は不正アクセスの兆候を検知して通知する仕組み、IPS(侵入防止システム)は検知に加えて自動的に遮断する仕組み。SIEM(Security Information and Event Management)は、ファイアウォールやIDS/IPSなど複数の機器のログを一元的に集約・相関分析し、脅威の兆候を早期に発見する仕組み。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2023年度〜2025年度)。
あいでぃーえす・あいぴーえすとしーむ
IDS・IPSとSIEMの意味
IDS(侵入検知システム)は不正アクセスの兆候を検知して通知する仕組み、IPS(侵入防止システム)は検知に加えて自動的に遮断する仕組み。SIEM(Security Information and Event Management)は、ファイアウォールやIDS/IPSなど複数の機器のログを一元的に集約・相関分析し、脅威の兆候を早期に発見する仕組み。
IDS・IPSとSIEMの具体例
個々の機器のログでは見えにくい攻撃の兆候(複数の機器にまたがる不審なアクセスパターンなど)を、SIEMで横断的に分析することで早期発見につなげる。
IDS・IPSとSIEMは試験でどう引っ掛けられる?
IDSは検知して知らせるだけで遮断しない。自動的に遮断するのはIPSで、「防止」と名が付くほうが止める側と覚える。設置形態も、通信経路の外側でコピーを見るのがIDS、経路上に割り込むのがIPS。検知方式も混同しやすく、既知の攻撃パターンと照合するのがシグネチャ型(未知の攻撃は検知できない)、平常時との差を見るのがアノマリ型(誤検知が増えやすい)。
IDS・IPSとSIEMが出た過去問
システム環境整備に関する次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 企業などがシステム環境である建物や設備などの資源を最善の状態に保つ考え方として[…
正解:a:ファシリティマネジメント、b:UPS
要点:設備環境の最適化はFM、停電時の電源確保はUPS
ファシリティマネジメントは、建物や電源・空調といった設備を含む業務環境を、安全性や効率の面で最適な状態に保つ管理の考え方である。その具体策の一つが無停電電源装置(UPS)の配備で、停電時に一定時間だけ電力を供給し、機器を安全に停止させたり自家発電へ切り替えたりする余裕を作る。IPSは不正な通信を検知して遮断する仕組みで、電源とは無関係である。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問48(IPA)ネットワーク環境で利用されるIDSの役割として、適切なものはどれか。
正解:ネットワークなどに対する不正アクセスやその予兆を検知し、管理者に通知する。
要点:IDSは不正アクセスやその予兆を検知し管理者へ通知する
IDSは侵入検知システムのことで、ネットワークやサーバの通信を監視し、不正アクセスやその兆候を見つけて管理者へ知らせます。検知が役割であり、通信の遮断まで行うのは別の仕組みであるIPSです。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問67(IPA)ネットワークやホストを監視することによって、不正アクセスや不審な通信を発見し、報告する仕組みはどれか。
正解:IDS
要点:IDSは不正アクセスや不審通信を検知して報告する
IDS(侵入検知システム)は、ネットワークやホストの通信・挙動を監視し、不正アクセスや不審な通信を検知して管理者に知らせる仕組みです。検知が主目的であり、通信を自動的に遮断する機能まで備えたものはIPSと呼ばれます。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問77(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。