ファシリティマネジメントとは?
ファシリティマネジメントとは、サーバー室やデータセンターなど、ITシステムを支える施設・設備を、コスト・利便性・安全性の観点から総合的に管理・運用する活動。
ITパスポートの過去問では18回出題されています(2009年度〜2026年度)。
ふぁしりてぃまねじめんと
ファシリティマネジメントの意味
サーバー室やデータセンターなど、ITシステムを支える施設・設備を、コスト・利便性・安全性の観点から総合的に管理・運用する活動。
ファシリティマネジメントの具体例
サーバー室の空調・電源・入退室管理などを一体的に計画・維持し、設備の老朽化や容量不足に計画的に対応する。
ファシリティマネジメントは試験でどう引っ掛けられる?
対象は建物・電源・空調・入退室設備などの施設側で、システムそのものの運用管理ではない点が引っ掛け。UPSや自家発電装置、サーバ室の耐震・防火対策の整備もこの活動に含まれる。
ファシリティマネジメントと関連する用語
ファシリティマネジメントが出た過去問
情報システムのファシリティマネジメントの対象範囲はどれか。
正解:IT関連設備について、最適な使われ方をしているかを常に監視し改善すること
要点:ファシリティマネジメントは施設・設備を最適状態に保つ管理
ファシリティマネジメントは、建物や電源、空調、配線といった施設・設備を経営資源としてとらえ、最適な状態で使われているかを継続的に監視し、改善していく活動である。情報システムの分野では、サーバ室の環境整備や電源・耐震対策、入退室の管理などが対象となる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)部門サーバに対するファシリティマネジメントにおける環境整備の実施事項として、適切なものはどれか。
正解:設置場所は水漏れのおそれがある配水管の近くを避けた。
要点:ファシリティ管理は設置場所など物理環境の整備
ファシリティマネジメントは、設備や施設を対象に、安全で効率的な環境を維持する活動である。水漏れのおそれのある配管の近くを避けてサーバを設置するのは、物理的な環境面のリスクを下げる典型的な措置にあたる。ウイルス対策や暗号化は情報セキュリティ対策、自動運転は運用管理の話であり、施設環境の整備とは領域が異なる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問39(IPA)コンピュータシステムが稼働しているサーバ室への侵入リスクを低減するために、コンピュータの設置場所を示す標識を出さないことにした。この対策が当てはまるマネジメント…
正解:ファシリティマネジメント
要点:サーバ室の物理的セキュリティ対策はファシリティマネジメント
ファシリティマネジメントは、建物・設備・執務環境といった施設面を最適に維持管理する活動で、入退室管理や監視カメラ、サーバ室の所在を目立たせないといった物理的セキュリティ対策もこれに含まれる。標識を出さないのは、侵入者に場所を知らせないための施設面の対策である。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)ITサービス提供のためのIT機器類を設置しているデータセンタにおいて、IT機器類の冷却や電源、建物への入退館といった物理的環境面での管理を責務とする活動として、…
正解:ファシリティマネジメント
要点:設備・入退館など物理的環境の管理はファシリティマネジメント
ファシリティマネジメントは、建物や設備といった施設を経営資源として捉え、最適な状態に維持・管理する活動である。データセンタにおける空調・電源設備の管理や、入退館の管理といった物理的環境面の統制はこれに含まれる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)事業継続計画(BCP)における情報システムに関するファシリティマネジメントの施策のうち、大地震によってデータセンタが長期間停止することを想定した施策はどれか。
正解:データの同期を定期的に行うバックアップセンタを遠隔地に配置する。
要点:拠点の長期停止に備えるには遠隔地の代替拠点が要る
大地震でデータセンタが長期間使えなくなる事態に備えるには、同じ被災圏内での設備強化では足りず、離れた場所に代替拠点を用意しておく必要がある。遠隔地のバックアップセンタへ定期的にデータを同期しておけば、拠点が失われても業務を再開できる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問45(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。