MTBF・MTTRとは?
MTBF・MTTRとは、MTBF(Mean Time Between Failures)は故障が発生してから次の故障が発生するまでの平均時間。MTTR(Mean Time To Repair)は故障が発生してから修理が完了するまでの平均時間。
ITパスポートの過去問では6回出題されています(2009年度〜2014年度)。
えむてぃーびーえふ・えむてぃーてぃーあーる
MTBF・MTTRの意味
MTBF(Mean Time Between Failures)は故障が発生してから次の故障が発生するまでの平均時間。MTTR(Mean Time To Repair)は故障が発生してから修理が完了するまでの平均時間。
MTBF・MTTRの具体例
頻繁に壊れないシステムはMTBFが長く、壊れてもすぐ直せるシステムはMTTRが短い。理想的なシステムは「MTBFが長く、MTTRが短い」状態である。
MTBF・MTTRは試験でどう引っ掛けられる?
稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)。MTBFは動いている時間、MTTRは止まって直している時間で、長いほうが良いのはMTBF、短いほうが良いのはMTTRと向きが逆。式の分母分子も入れ替えやすい。
MTBF・MTTRと関連する用語
MTBF・MTTRが出た過去問
あるシステムは5,000時間の運用において、故障回数は20回、合計故障時間は2,000時間であった。おおよそのMTBF、MTTR、稼働率の組合せのうち、適切なも…
正解:エ
要点:MTBF=稼働時間÷故障回数、稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)
全運用5,000時間のうち故障で止まっていたのが2,000時間なので、稼働していたのは3,000時間である。MTBF(平均故障間隔)は稼働時間÷故障回数=3,000÷20=150時間、MTTR(平均修理時間)は故障時間÷故障回数=2,000÷20=100時間となる。稼働率はMTBF÷(MTBF+MTTR)=150÷250=0.6、すなわち60%である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問61(IPA)図に示すあるシステムの運転状況において、区間Aにおける平均故障間隔(MTBF)は何時間か。
正解:200
要点:MTBFは稼働時間の合計を故障回数で割って求める
MTBFは故障と故障の間の平均稼働時間で、稼働時間の合計を故障回数で割って求める。区間Aに含まれる稼働時間は300、200、100の合計600時間で、その間の故障は3回である。600÷3=200時間が平均故障間隔になる。修理時間は平均修理時間(MTTR)の計算に使い、MTBFには含めない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問57(IPA)あるコンピュータシステムを1,200時間稼働させたとき,正常稼働と故障修理の状況は表のとおりであった。このシステムの平均修復時間は何時間か。
正解:15
要点:MTTRは修理時間の合計を故障回数で割った値
平均修復時間(MTTR)は、故障ごとの修理に要した時間の平均である。表の修理時間は15時間、20時間、10時間の3回分なので、合計45時間を3で割って15時間となる。稼働時間全体で割るのではない点に注意する。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問67(IPA)MTBFが600時間、MTTRが12時間である場合、稼働率はおおよそ幾らか。
正解:0.98
要点:稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)
稼働率はMTBF÷(MTBF+MTTR)で求める。600÷(600+12)=600÷612≒0.98となる。分母は1回の故障サイクル全体の時間、分子はそのうち正常に動いていた時間を表しており、稼働時間の割合を示している。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問70(IPA)次の式で求まる信頼性を表す指標の説明はどれか。 MTBF/(MTBF+MTTR)
正解:総時間に対してシステムが稼働している割合
要点:稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)
MTBFは平均故障間隔(動いている時間の平均)、MTTRは平均修理時間である。両者の和は1サイクルの全体時間にあたるため、MTBFをその和で割った値は、全体の時間のうちシステムが正常に動いている時間の割合、すなわち稼働率を表す。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問83(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。