QFD(品質機能展開)・VE(バリューエンジニアリング)とは?
QFD(品質機能展開)・VE(バリューエンジニアリング)とは、QFDは顧客の要求品質を製品の設計品質(技術特性)に体系的に変換していく手法。VEは製品やサービスの「機能」と、それにかかる「コスト」の比率(価値=機能÷コスト)に着目し、機能を維持・向上させながらコストを最小化する、あるいは同じコストで機能を最大化する改善手法。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2009年度〜2026年度)。
きゅーえふでぃー・ぶいいー
QFD(品質機能展開)・VE(バリューエンジニアリング)の意味
QFDは顧客の要求品質を製品の設計品質(技術特性)に体系的に変換していく手法。VEは製品やサービスの「機能」と、それにかかる「コスト」の比率(価値=機能÷コスト)に着目し、機能を維持・向上させながらコストを最小化する、あるいは同じコストで機能を最大化する改善手法。
QFD(品質機能展開)・VE(バリューエンジニアリング)の具体例
QFDでは顧客アンケートの「使いやすさ」という要求を、具体的な操作ボタンの数や配置といった設計仕様に変換する表(品質表)を作成する。VEでは、部品の機能を損なわずに材料を変更してコストを下げられないか検討する。
QFD(品質機能展開)・VE(バリューエンジニアリング)は試験でどう引っ掛けられる?
VEは単なるコスト削減手法ではない。価値=機能÷コストなので、コストを下げる以外に機能を高めて価値を上げる方向も正解になる。またQFDは顧客の要求(言葉)を設計上の技術特性へ変換する手法であって、できた製品を検査する手法ではない。VEが企画・設計段階から適用するのに対し、VA(バリューアナリシス)は既存製品の改善に使う、という対象時期の違いも問われる。
QFD(品質機能展開)・VE(バリューエンジニアリング)と関連する用語
QFD(品質機能展開)・VE(バリューエンジニアリング)が出た過去問
製品やサービスの価値を機能とコストの関係で把握し、体系化された手順によって価値の向上を図る手法はどれか。
正解:バリューエンジニアリング
要点:VEは価値=機能÷コストで捉え体系的に価値を高める手法
バリューエンジニアリング(VE)は、価値を「機能÷コスト」としてとらえ、必要な機能を落とさずにコストを下げる、あるいは同じコストで機能を高めることで価値の向上を目指す体系的な手法である。機能を定義し、その達成手段を代替案として検討する手順を踏む点が特徴である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問27(IPA)バリューエンジニアリングにおいて、価値を定義する二つの要素はどれか。
正解:機能とコスト
要点:VEでは価値=機能÷コストとして把握する
バリューエンジニアリング(VE)では、価値を「機能÷コスト」という関係でとらえる。すなわち製品やサービスが果たす機能と、それを実現するために掛かるコストの二つで価値が定義され、機能を保ちながらコストを下げるか、同じコストで機能を高めることで価値向上を図る。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問29(IPA)製品やサービスの価値を機能とコストの関係で分析し、機能や品質の向上及びコスト削減などによって、その価値を高める手法はどれか。
正解:バリューエンジニアリング
要点:バリューエンジニアリングは価値=機能÷コストの向上を図る
バリューエンジニアリングは、価値を機能とコストの比として捉え、機能を高めるかコストを下げることで価値の向上を目指す手法である。必要な機能を見極めて不要なコストを削る発想が中心にある。サプライチェーンマネジメントは供給の流れの最適化、ナレッジマネジメントは知識の共有と活用、リバースエンジニアリングは完成品を分解して仕様を読み解く技法である。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問28(IPA)バリューエンジニアリングでは,消費者の立場から,製品が有する機能と製品に要する総コストの比率で製品の価値を評価する。バリューエンジニアリングの観点での総コストの…
正解:消費者が製品を購入してから,使用し廃棄するまでに要する費用
要点:VEの価値=機能÷総コスト。総コストは購入から廃棄までの費用
バリューエンジニアリングでは価値を「機能÷コスト」で捉え、このコストは消費者が負担するライフサイクルコスト、すなわち購入から使用・保守を経て廃棄に至るまでに要する費用の総額を指す。製造原価や材料費といった供給側の費用だけを見るのではない点が要点である。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問30(IPA)製品やサービスの価値を機能とコストの関係で把握し、価値の向上をはかる“バリューエンジニアリング”という手法がある。バリューエンジニアリングにおける価値、機能、コ…
正解:価値=機能/コスト
要点:価値=機能÷コスト。分母のコストを下げるほど価値は高まる
バリューエンジニアリングでは、価値を「その製品やサービスが果たす機能」と「それに要するコスト」の比、すなわち価値=機能÷コストで捉える。したがって価値を高めるには、コストを抑えて同じ機能を実現するか、同じコストでより高い機能を実現すればよい。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。