フォローアップとは?
フォローアップとは、監査報告の後に、改善提案がどこまで実行されたかを確かめる活動。改善計画の妥当性を見たうえで、期限後に実施状況の証拠を入手し、未対応であれば理由とともに経営者へ報告する。監査を指摘だけで終わらせないための工程。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
ふぉろーあっぷ
フォローアップの意味
監査報告の後に、改善提案がどこまで実行されたかを確かめる活動。改善計画の妥当性を見たうえで、期限後に実施状況の証拠を入手し、未対応であれば理由とともに経営者へ報告する。監査を指摘だけで終わらせないための工程。
フォローアップの具体例
半年後に再訪してアクセス権棚卸しの実施記録を確認し、残存する退職者IDが0件になったことをシステム出力で確かめる。達成できていなければ原因を聞き取り、新たな期限とともに経営者へ報告する。
フォローアップは試験でどう引っ掛けられる?
フォローアップは改善作業の指導や支援ではなく、実施状況の確認である。監査人が改善作業に手を貸せば独立性を損なう。改善するかどうかの最終判断も経営者の責任に属する。
フォローアップと関連する用語
フォローアップが出た過去問
システム監査の改善指導(フォローアップ)において、被監査部門による改善が計画よりも遅れていることが判明したとき、システム監査人が採るべき行動はどれか。
正解:遅れを取り戻すための方策について、被監査部門の責任者に助言する。
要点:監査人は助言まで。指示や実施への関与は独立性を損なう
システム監査人は独立性と客観性を保つ立場にあり、改善の実施主体は被監査部門である。改善が遅れている場合でも、指示したり自ら改善活動に加わったりすると独立性を損なうため、責任者に方策を助言するにとどめるのが適切である。監査人の役割は評価と助言であって実行ではない。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)システム監査人が行う改善提案のフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善提案に対する監査対象部門の改善状況をモニタリングする。
要点:監査人は改善を指示せず、実施状況をモニタリングする
フォローアップは、改善提案が実際に実施されているかを監査人の立場で確かめる活動である。監査人は独立性・客観性を保つ必要があるため、改善の実施そのものを指示したり、改善作業を管理・遂行したりしてはならず、実施状況を継続的にモニタリングして必要に応じ助言するにとどめる。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)システム監査基準(令和5年)におけるフォローアップの説明として、適切なものはどれか。
正解:システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること
要点:フォローアップは改善提案の実施状況を監査人が継続的に確認する
フォローアップは、監査報告書に記載した改善提案がその後どこまで実施されたかを追いかける活動である。システム監査人が実施状況の情報を集めて改善の進み具合を確かめるもので、改善そのものを実施する責任は被監査部門にある。
出典:令和6年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。