改善提案とは?
改善提案とは、監査で見つかった問題(指摘事項)に対して監査人が示す是正の方向性。事実・原因・影響・提案を分けて記述し、費用対効果や実現可能性も踏まえる。どう直すかを決めて実行する責任は被監査部門と経営者の側にある。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2021年度〜2024年度)。
かいぜんていあん
改善提案の意味
監査で見つかった問題(指摘事項)に対して監査人が示す是正の方向性。事実・原因・影響・提案を分けて記述し、費用対効果や実現可能性も踏まえる。どう直すかを決めて実行する責任は被監査部門と経営者の側にある。
改善提案の具体例
「特権IDが複数人で共用されている」という指摘に対し、個人別ID化と操作ログの定期レビューを提案する。すぐに分離できない事情があれば、貸出簿と作業前後のログ突合という代替策を併記する。
改善提案は試験でどう引っ掛けられる?
監査人が改善策を設計・実装してしまうと独立性を失い、次回その領域を監査できなくなる。また指摘は「担当者が悪い」ではなく仕組みの問題として整理して書くのが原則。
改善提案と関連する用語
改善提案が出た過去問
システム監査人が行う改善提案のフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善提案に対する監査対象部門の改善状況をモニタリングする。
要点:監査人は改善を指示せず、実施状況をモニタリングする
フォローアップは、改善提案が実際に実施されているかを監査人の立場で確かめる活動である。監査人は独立性・客観性を保つ必要があるため、改善の実施そのものを指示したり、改善作業を管理・遂行したりしてはならず、実施状況を継続的にモニタリングして必要に応じ助言するにとどめる。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)システム監査基準(令和5年)におけるフォローアップの説明として、適切なものはどれか。
正解:システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること
要点:フォローアップは改善提案の実施状況を監査人が継続的に確認する
フォローアップは、監査報告書に記載した改善提案がその後どこまで実施されたかを追いかける活動である。システム監査人が実施状況の情報を集めて改善の進み具合を確かめるもので、改善そのものを実施する責任は被監査部門にある。
出典:令和6年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。