定量的リスク分析とは?
定量的リスク分析とは、リスクの大きさを金額や発生回数といった数値で見積もる方法。損失額と年間の発生見込み回数を掛けて年間の予想損失額を出すやり方が代表例で、対策費用と直接比べられるのが利点。一方で、信頼できる過去データがないと数値そのものが根拠を欠く点が弱みとされる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2017年度〜2021年度)。
ていりょうてきりすくぶんせき
定量的リスク分析の意味
リスクの大きさを金額や発生回数といった数値で見積もる方法。損失額と年間の発生見込み回数を掛けて年間の予想損失額を出すやり方が代表例で、対策費用と直接比べられるのが利点。一方で、信頼できる過去データがないと数値そのものが根拠を欠く点が弱みとされる。
定量的リスク分析の具体例
受注管理サーバが停止すると1回あたり200万円の売上機会を失い、過去の実績から2年に1回起きているとすれば、年間の予想損失は100万円と見積もれる。年間80万円の冗長化費用なら投資に見合う、と経営会議で説明できる。
定量的リスク分析は試験でどう引っ掛けられる?
数値で出るぶん客観的に見えるが、前提に置いた損失額や発生確率が推測なら結果も推測にすぎない。「定量的だから定性的より正確」とは限らず、データの有無で使い分けるのが正しい理解である。
定量的リスク分析と関連する用語
定量的リスク分析が出た過去問
PMBOKガイド 第5版によれば,定量的リスク分析で実施することはどれか。
正解:特定したリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数量的に分析する。
要点:定性的は優先順位付け、定量的は目標への影響を数値評価
定量的リスク分析は、定性的分析で絞り込んだリスクについて、発生確率と影響度を数値化してプロジェクト目標全体への影響を数量的に評価する工程である。期待金額価値分析やモンテカルロシミュレーションなどを用いる。優先順位付けは定性的リスク分析、洗い出しはリスク特定、対応策の立案はリスク対応計画である。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)PMBOKガイド第6版によれば、リスクの定量的分析で実施することはどれか。
正解:プロジェクトの個別の特定した個別リスクと、プロジェクト目標全体における他の不確実性要因が複合した影響を数量的に分析する。
要点:定量的リスク分析は複合影響を数値で評価する
定量的リスク分析は、特定した個別リスクとその他の不確実性要因が、プロジェクト目標全体に対して複合的にどの程度の影響を及ぼすかを数値で分析するプロセスである。モンテカルロシミュレーションや感度分析、デシジョンツリー分析などの技法を用い、目標達成確率や予備費の妥当性を評価する。
出典:令和3年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。