性能設計(応答時間・スループット)とは?
性能設計(応答時間・スループット)とは、応答時間は要求を出してから結果が返るまでの時間、ターンアラウンドタイムは依頼から全結果を受け取るまでの時間、スループットは単位時間あたりの処理量。性能要件はこれらを、対象処理・負荷条件・測定位置とともに定義する。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では4回出題されています(2017年度〜2025年度)。
せいのうせっけい
性能設計(応答時間・スループット)の意味
応答時間は要求を出してから結果が返るまでの時間、ターンアラウンドタイムは依頼から全結果を受け取るまでの時間、スループットは単位時間あたりの処理量。性能要件はこれらを、対象処理・負荷条件・測定位置とともに定義する。
性能設計(応答時間・スループット)の具体例
「ピーク時(毎秒200件)でも検索の応答時間は95パーセンタイルで1秒以内」と条件付きで合意する。
性能設計(応答時間・スループット)は試験でどう引っ掛けられる?
平均値だけの合意は無意味になりやすい。パーセンタイルや最大値を併記するのが実務上の要点。
性能設計(応答時間・スループット)と関連する用語
性能設計(応答時間・スループット)が出た過去問
CSMA/CD方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:衝突発生時の再送動作によって、衝突の頻度が増すとスループットが下がる。
要点:CSMA/CDは負荷が高いほど衝突・再送でスループットが低下
CSMA/CDは伝送路が空いていることを確認してから送信し、衝突を検知したら一定時間待って再送する方式である。回線の利用率が上がるほど衝突と再送が増え、実効的なスループットは低下する。搬送波検知は送信開始前の判断にすぎず、伝搬遅延の間に他局も送信を始めれば衝突は起こる。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:システムの現在の応答時間を調査し、長期的に監視することによって、将来を含めて応答時間を維持することである。
要点:キャパシティプランニングは将来を見越して性能水準を維持する
キャパシティプランニングは、業務量の将来的な増加を見越して、必要な処理能力や資源を計画的に確保する活動である。現状の応答時間を把握したうえで継続的に監視し、将来にわたって要求される性能水準を維持できるようにすることがその目的の一つになる。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問7(IPA)あるクライアントサーバシステムにおいて、クライアントから要求された1件の検索を処理するために、サーバで平均100万命令が実行される。1件の検索につき、ネットワー…
正解:50
要点:システムのスループットは最も遅い部分(ボトルネック)で決まる
サーバ側は100 MIPS=毎秒1億命令で、1件100万命令なので毎秒100件処理できる。ネットワーク側は1件あたり2×10^5バイト=1.6×10^6ビットで、転送速度8×10^7ビット/秒なので毎秒50件である。システム全体の処理能力は遅いほう(ボトルネック)で決まるため、毎秒50件となる。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問5(IPA)キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:システムの現在の応答時間を調査して、長期的に監視することによって、将来を含めて応答時間を維持することである。
要点:キャパシティプランニングは将来も性能水準を保つ資源計画
キャパシティプランニングは、将来の業務量の増加を見越して必要な資源量を計画し、要求される性能水準を継続的に維持することを目的とする。したがって現在の応答時間を測定して長期的に監視し、将来にわたって水準を保てるよう資源を手当てするという記述が適切である。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。