真正性とは?
真正性とは、ある情報や、それを扱う利用者・組織・情報そのものが、なりすましなどではなく確かに主張している本人・本物であることを確保する特性。JIS Q 27000などで定義される情報セキュリティの要素の一つで、機密性・完全性・可用性のCIAに加えて重視される拡張要素である。デジタル署名や認証局によるディジタル証明書、多要素認証などは、いずれもこの真正性を確保するための代表的な技術・仕組みである。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2020年度〜2025年度)。
しんせいせい
真正性の意味
ある情報や、それを扱う利用者・組織・情報そのものが、なりすましなどではなく確かに主張している本人・本物であることを確保する特性。JIS Q 27000などで定義される情報セキュリティの要素の一つで、機密性・完全性・可用性のCIAに加えて重視される拡張要素である。デジタル署名や認証局によるディジタル証明書、多要素認証などは、いずれもこの真正性を確保するための代表的な技術・仕組みである。
真正性の具体例
電子契約においてデジタル署名を用いることで、その契約書が確かに本人によって作成・承認されたものであることを証明でき、真正性が確保される。
真正性は試験でどう引っ掛けられる?
「完全性」(データが改ざんされていないこと)と「真正性」(それが本人・本物によるものであること)は近い概念だが視点が異なり、混同しないよう注意が必要である。
真正性と関連する用語
真正性が出た過去問
送信者Aからの文書ファイルと、その文書ファイルのディジタル署名を受信者Bが受信したとき、受信者Bができることはどれか。ここで、受信者Bは送信者Aの署名検証鍵Xを…
正解:文書ファイルが改ざんされていないこと、及びディジタル署名が署名生成鍵Yによって生成されたことを確認できる。
要点:署名検証で分かるのは改ざんの有無と署名者の真正性
受信者Bは、受け取った文書ファイルからハッシュ値を計算し、署名検証鍵Xでディジタル署名を検証することで両者が一致するかを確かめられる。一致すれば文書が改ざんされていないこと(完全性)と、署名生成鍵Yを持つ送信者Aが署名したこと(真正性・否認防止)が確認できる。ハッシュ値の比較なので、どこがどう改ざんされたかまでは分からない。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問13(IPA)JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)における真正性及び信頼性に対する定義a〜dの組みのうち、適切なものはどれか。 〔定…
正解:真正性:b 信頼性:a
要点:真正性は主張どおり、信頼性は行動と結果の一貫性
JIS Q 27000では、真正性は「エンティティは、それが主張するとおりのものであるという特性」、信頼性は「意図する行動と結果とが一貫しているという特性」と定義されている。したがって真正性がb、信頼性がaの組合せが正しい。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。