一貫性とは?
一貫性とは、トランザクションの実行前後で、データベースが定義された制約を満たす矛盾のない状態に保たれる性質。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では5回出題されています(2018年度〜2025年度)。
いっかんせい
一貫性の意味
トランザクションの実行前後で、データベースが定義された制約を満たす矛盾のない状態に保たれる性質。
一貫性の具体例
借方と貸方の合計が常に一致する、在庫数が負にならない、といった不変条件が崩れない。
一貫性は試験でどう引っ掛けられる?
隔離性と役割が違う。一貫性は制約を満たしているかの話、隔離性は同時実行で互いに干渉しないかの話。またACIDの一貫性は単一DB内の制約を指し、複製間で同じ値が見えるというCAP定理の一貫性とは別物。
一貫性と関連する用語
一貫性が出た過去問
システム管理基準(平成16年)によれば、情報戦略策定段階の成果物はどれか。
正解:経営戦略に基づいて組織体全体で整合性及び一貫性を確保した情報化を推進するために、方針及び目標に基づいて策定する全体最適化計画
要点:情報戦略策定段階の成果物は全体最適化計画
システム管理基準では、情報戦略策定段階の成果物として、経営戦略に基づき組織体全体で整合性と一貫性を確保するための「全体最適化計画」が挙げられている。個々のシステムの開発計画や開発手順、運用手順は、それより後の開発段階・運用段階の成果物である。
出典:平成30年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問23(IPA)トランザクションのACID特性のうち、一貫性(consistency)の説明はどれか。
正解:整合性の取れたデータベースに対して、トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。
要点:一貫性はトランザクション前後でDBの整合性が保たれる性質
ACID特性の一貫性(Consistency)は、トランザクション実行の前後でデータベースの整合性制約が保たれることを指す。実行前に整合していたデータベースは、実行後も必ず整合した状態になるという性質である。残る3つは原子性・独立性・耐久性で、それぞれ別の観点を表す。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問9(IPA)ACID特性の四つの性質に含まれないものはどれか。
正解:可用性
要点:ACIDは原子性・一貫性・独立性・耐久性の4つ
ACID特性は、トランザクションが備えるべき原子性(Atomicity)、一貫性(Consistency)、独立性・隔離性(Isolation)、耐久性(Durability)の4つを指す。可用性はシステムを使い続けられることを表す品質特性で、ACID特性には含まれない。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問10(IPA)BASE特性を満たし、次の特徴をもつNoSQLデータベースシステムに関する記述のうち、適切なものはどれか。 〔NoSQLデータベースシステムの特徴〕 ・ネットワ…
正解:データの更新結果は、システムに障害がなければ、いつかは全てのノードに反映される。
要点:BASEは結果整合性。いずれ全ノードに更新が伝わる
BASE特性は結果整合性(Eventually consistent)を前提とし、更新直後に全ノードが同じ値を返すことは保証しないが、障害がなければいずれ全ノードに更新が伝搬して整合する。ACIDのような即時の強整合性より可用性と分断耐性を優先する考え方である。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問8(IPA)JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)における真正性及び信頼性に対する定義a〜dの組みのうち、適切なものはどれか。 〔定…
正解:真正性:b 信頼性:a
要点:真正性は主張どおり、信頼性は行動と結果の一貫性
JIS Q 27000では、真正性は「エンティティは、それが主張するとおりのものであるという特性」、信頼性は「意図する行動と結果とが一貫しているという特性」と定義されている。したがって真正性がb、信頼性がaの組合せが正しい。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。