SDNとNFVとは?
SDNとNFVとは、SDNは経路を決める制御機能(コントロールプレーン)と転送機能(データプレーン)を分離し、コントローラからソフトウェアで一括制御する考え方である。NFVはファイアウォールや負荷分散などの機能を専用機器から汎用サーバ上のソフトへ移す取り組みを指す。いずれも構成変更を機器の配線ではなく設定で行えるようにするのが狙い。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2017年度〜2021年度)。
えすでぃーえぬとえぬえふぶい
SDNとNFVの意味
SDNは経路を決める制御機能(コントロールプレーン)と転送機能(データプレーン)を分離し、コントローラからソフトウェアで一括制御する考え方である。NFVはファイアウォールや負荷分散などの機能を専用機器から汎用サーバ上のソフトへ移す取り組みを指す。いずれも構成変更を機器の配線ではなく設定で行えるようにするのが狙い。
SDNとNFVの具体例
新しいテナントを追加するとき、従来は各スイッチへ個別にVLANとACLを投入していたが、SDNならコントローラのAPIを叩くだけで全機器へ一括反映できる。NFVを併用すれば、機能追加も機器調達なしにソフトの起動で済む。
SDNとNFVは試験でどう引っ掛けられる?
SDNとNFVは別概念である(制御の集中化と、機能のソフトウェア化)。目的が違うので片方だけの導入もあり得る。またコントローラは単一障害点になりうるため冗長化が必須で、コントローラ障害時も既存の転送が継続する設計になっているかを確認する必要がある。「ソフトウェア化すれば何でも柔軟」ではなく、性能面では専用ハードに劣る場合がある。
SDNとNFVと関連する用語
SDNとNFVが出た過去問
OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)の説明として,適切なものはどれか。
正解:データを転送するネットワーク機器とは分離したソフトウェアによって,ネットワーク機器を集中的に制御,管理するアーキテクチャ
要点:SDNは制御プレーンを分離しソフトウェアで集中制御する
SDNは、パケットを転送するデータプレーンと、経路を決める制御プレーンを分離する考え方である。OpenFlowはコントローラがスイッチのフローテーブルを外部から書き換えるためのプロトコルで、ネットワーク全体をソフトウェアから集中制御できるようにする。機器ごとの個別設定から解放され、構成変更が柔軟になる。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)ETSI(欧州電気通信標準化機構)によって提案されたNFV(Network Functions Virtualisation)に関する記述として、適切なものはど…
正解:仮想化技術を利用し、ネットワーク機能を汎用サーバ上にソフトウェアとして実現したコンポーネントを用いることによって、柔軟なネットワーク基盤を構築する。
要点:NFVはネットワーク機能を汎用サーバ上のソフトで実現する
NFV(ネットワーク機能仮想化)は、ルータやファイアウォール、ロードバランサといった専用機器で実現していたネットワーク機能を、仮想化技術を使って汎用サーバ上のソフトウェアとして動かす考え方である。機器の調達を待たずに機能を追加・変更できるため、柔軟でコスト効率の高いネットワーク基盤を構築できる。
出典:平成30年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問10(IPA)ONF(Open Networking Foundation)が標準化を進めているOpenFlowプロトコルを用いたSDN(Software-Defined N…
正解:ネットワーク制御機能とデータ転送機能を論理的に分離し、コントローラと呼ばれるソフトウェアで、データ転送機能をもつネットワーク機器の集中制御を可能とするアーキテクチャ
要点:SDNは制御機能と転送機能を分離しコントローラで集中制御する
SDNは、これまでネットワーク機器ごとに一体化していた制御機能(経路の決定)とデータ転送機能(パケットの転送)を論理的に分離し、制御をコントローラと呼ばれるソフトウェアに集約するアーキテクチャである。OpenFlowはコントローラとスイッチ間でフローテーブルを操作するためのプロトコルで、ネットワーク構成をソフトウェアで柔軟に定義できる。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。