ロードバランサとは?
ロードバランサとは、複数のサーバへ要求を振り分けて負荷を分散する装置やサービス。ラウンドロビン、最少接続数、応答時間などの規則で割り当てる。ヘルスチェックで異常なサーバを自動的に切り離すため、可用性の向上にも寄与する。トランスポート層で振る方式と、URLなど内容を見て振るアプリケーション層の方式がある。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では4回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ろーどばらんさ
ロードバランサの意味
複数のサーバへ要求を振り分けて負荷を分散する装置やサービス。ラウンドロビン、最少接続数、応答時間などの規則で割り当てる。ヘルスチェックで異常なサーバを自動的に切り離すため、可用性の向上にも寄与する。トランスポート層で振る方式と、URLなど内容を見て振るアプリケーション層の方式がある。
ロードバランサの具体例
Webサーバ3台の前段に置き、1台を停止して更新しても利用者に影響を出さずに入れ替える。TLSの復号を集約して背後のサーバの負荷を下げる構成や、セションを維持するために同じ利用者を同じサーバへ固定する設定も併用される。
ロードバランサは試験でどう引っ掛けられる?
同じ利用者を同じサーバに固定すると、そのサーバが落ちたときにセションが失われる。分散の効果も偏る。本来はセション情報を外部の共有記憶に持たせて、どのサーバでも処理できるようにするのが望ましい。
ロードバランサと関連する用語
ロードバランサが出た過去問
仮想サーバの運用サービスで使用するライブマイグレーションの概念を説明したものはどれか。
正解:仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく,他の物理サーバへ移し替える技術である。
要点:ライブマイグレーションは稼働中のVMを無停止で別筐体へ移す
ライブマイグレーションは、仮想サーバを稼働させたまま別の物理サーバへ移送する技術である。メモリ内容を転送しつつ最終差分だけを短時間で切り替えるため、OSやアプリケーションを停止せずに済む。物理サーバの保守や負荷分散を無停止で行える点が利点である。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問5(IPA)4種類の装置で構成される次のシステムの稼働率は、およそ幾らか。ここで、アプリケーションサーバとデータベースサーバの稼働率は0.8であり、それぞれのサーバのどちら…
正解:0.92
要点:並列は1−(1−r)^n、層同士は直列なので掛け合わせる
アプリケーションサーバ2台は並列冗長なので、その稼働率は 1-(1-0.8)^2 = 1-0.04 = 0.96 となる。データベースサーバ2台も同様に0.96。両者はクロス接続されており、アプリ層とDB層が直列の関係になるので、システム全体の稼働率は 0.96×0.96 = 0.9216、およそ0.92である。負荷分散装置と磁気ディスク装置は故障しないので計算に影響しない。
出典:平成30年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問5(IPA)ETSI(欧州電気通信標準化機構)によって提案されたNFV(Network Functions Virtualisation)に関する記述として、適切なものはど…
正解:仮想化技術を利用し、ネットワーク機能を汎用サーバ上にソフトウェアとして実現したコンポーネントを用いることによって、柔軟なネットワーク基盤を構築する。
要点:NFVはネットワーク機能を汎用サーバ上のソフトで実現する
NFV(ネットワーク機能仮想化)は、ルータやファイアウォール、ロードバランサといった専用機器で実現していたネットワーク機能を、仮想化技術を使って汎用サーバ上のソフトウェアとして動かす考え方である。機器の調達を待たずに機能を追加・変更できるため、柔軟でコスト効率の高いネットワーク基盤を構築できる。
出典:平成30年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問10(IPA)リバースプロキシの説明として、適切なものはどれか。
正解:インターネットから内部ネットワークの公開Webサーバへの通信を、中継するために利用される。
要点:リバースプロキシは外部から公開サーバへの要求を代理受信
リバースプロキシは、公開サーバの手前に置かれ、インターネット側からの要求を受けて内部の実サーバへ中継する。クライアントからはリバースプロキシが目的のサーバに見えるため、実サーバの隠蔽、負荷分散、SSL処理の集約などが行える。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。