MTUとは?
MTUとは、あるデータリンクで一度に転送できるIPパケットの最大長。イーサネットでは既定1500オクテットで、MACヘッダ14オクテットとFCS4オクテットは含まない。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2023年度)。
えむてぃーゆー
MTUの意味
あるデータリンクで一度に転送できるIPパケットの最大長。イーサネットでは既定1500オクテットで、MACヘッダ14オクテットとFCS4オクテットは含まない。
MTUの具体例
イーサネットフレーム全体の最大長は1500+18=1518オクテット。802.1Qタグ付きなら1522オクテットになる。
MTUは試験でどう引っ掛けられる?
MTUにMACヘッダやFCSを含めてしまう誤りが頻出。またジャンボフレーム(9000オクテット程度)は経路上の全機器が対応していないと通らない。
MTUと関連する用語
MTUが出た過去問
図のイーサネットパケットのMTU(Maximum Transmission Unit)は、どの部分の最大長のことか。
正解:IPヘッダ+TCPヘッダ+データ
要点:MTUはMACヘッダを除いたIPパケット部分の最大長
MTUは、データリンクが1回の転送で運べる上位層データの最大長を指し、イーサネットではMACヘッダやFCSを除いたペイロード部分の最大値で、標準は1500バイトである。したがってIPヘッダ以降、すなわちIPヘッダ+TCPヘッダ+データの合計がMTUの対象となる。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4(IPA)IPv4ネットワークでTCPを使用するとき、フラグメント化されることなく送信できるデータの最大長は何オクテットか。ここでTCPパケットのフレーム構成は図のとおり…
正解:1,460
要点:イーサネットのMSSはMTU1500からIPとTCPの各20を引いた1460
MTUはIPパケット全体(IPヘッダを含む)の最大長を指すため、MACヘッダとFCSはMTUに含まれない。したがってデータ部の最大長は、MTUの1,500オクテットからIPヘッダ20オクテットとTCPヘッダ20オクテットを引いた1,460オクテットとなる。これがTCPのMSS(最大セグメント長)であり、イーサネット環境での標準的な値である。
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)IPv4ネットワークでTCPを使用するとき、フラグメント化されることなく送信できるデータの最大長は何オクテットか。ここでTCPパケットのフレーム構成は図のとおり…
正解:1,460
要点:MTU1500ではMSSは1460(IPとTCPの各20を差引き)
MTUはIPパケット全体(IPヘッダーを含む)の最大長を指すので、MACヘッダーとFCSはMTUに含まれない。したがって送れるデータ部の最大長は、1,500オクテットからIPヘッダー20オクテットとTCPヘッダー20オクテットを差し引いた1,460オクテットである。これがイーサネット環境での標準的なMSS(最大セグメント長)となる。
出典:令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。