アローダイアグラム(ADM/PERT図)とは?
アローダイアグラム(ADM/PERT図)とは、作業を矢印、結合点(イベント)を丸で表すネットワーク図。最早開始時刻・最遅開始時刻を計算してクリティカルパスと余裕(フロート)を求める。実際には作業を伴わないダミー作業(点線)で依存関係だけを表現することがある。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2022年度)。
あろーだいあぐらむ
アローダイアグラム(ADM/PERT図)の意味
作業を矢印、結合点(イベント)を丸で表すネットワーク図。最早開始時刻・最遅開始時刻を計算してクリティカルパスと余裕(フロート)を求める。実際には作業を伴わないダミー作業(点線)で依存関係だけを表現することがある。
アローダイアグラム(ADM/PERT図)の具体例
前進計算で各結合点の最早時刻、後退計算で最遅時刻を求め、その差が0の経路がクリティカルパスとなる。
アローダイアグラム(ADM/PERT図)は試験でどう引っ掛けられる?
ダミー作業は所要日数0だが依存関係としては有効。無視すると経路長を誤る。
アローダイアグラム(ADM/PERT図)と関連する用語
アローダイアグラム(ADM/PERT図)が出た過去問
工程管理図表の特徴に関する記述のうち,ガントチャートのものはどれか。
正解:作業の相互関係の把握には適さないが,作業計画に対する実績を把握するのに適しており,個人やグループの進捗管理に利用される。
要点:ガントチャートは進捗把握に強いが作業間の関係は表せない
ガントチャートは横軸に時間をとり、作業ごとに計画と実績の期間を帯で示す図表である。予定に対する進み具合が視覚的に分かるので個人やグループの進捗管理に向く一方、作業間の先行後続の関係は表現できない。作業の相互関係を扱いたい場合はアローダイアグラムなどを使う。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問8(IPA)プロジェクトの工程管理や進捗管理に使用されるガントチャートの特徴はどれか。
正解:各作業の開始時点と終了時点が一目で把握できる。
要点:ガントチャートは開始・終了時点が一目で分かるが依存関係は不可
ガントチャートは横軸を時間、縦軸を作業として各作業を帯で描くため、どの作業がいつ始まりいつ終わる予定かが視覚的に把握できる。反面、作業間の先行後続関係を線で結ぶ表現を持たないので、クリティカルパスや余裕日数の算出には向かない。それらを扱いたい場合はアローダイアグラムやPERTを使う。
出典:令和2年度 10月 プロジェクトマネージャ試験 am2 問6(IPA)図のアローダイアグラムから読み取れることとして、適切なものはどれか。ここで、プロジェクトの開始日を1日目とする。
正解:作業Eの総余裕時間は30日である。
要点:総余裕時間は最遅完了時刻と最早完了時刻の差で求める
まず前進計算で各結節点の最早結合点時刻を求める。①=0、②はAの5日とB(10日)+ダミーの両方が先行するので大きいほうを取り10、③=10、④=②+C20=30、⑤=max(②+E10, ③+F10)=20、⑥=max(④+G20, ②+D30, ⑤+ダミー)=50、⑦=60が全体工期。次に後進計算で最遅時刻を求めると、⑥=50、⑤=50、④=30、②=③=10となる。総余裕時間(トータルフロート)は、後続の最遅時刻からその作業の最早完了時刻を引いた値なので、作業Eは50−(10+10)=30日となり、選択肢ウが正しい。クリティカルパスはB→ダミー→C→G→H(10+0+20+20+10=60日)である。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。