カバレッジ(命令網羅・判定条件網羅)とは?
カバレッジ(命令網羅・判定条件網羅)とは、ホワイトボックステストでテストがプログラムをどれだけ実行したかを示す網羅率。命令網羅は全命令を1回以上、判定条件網羅(分岐網羅)は各判定の真偽双方を、条件網羅は各条件式の真偽を通す。強さと必要ケース数がトレードオフになる。
システムアーキテクト試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2021年度)。
かばれっじ
カバレッジ(命令網羅・判定条件網羅)の意味
ホワイトボックステストでテストがプログラムをどれだけ実行したかを示す網羅率。命令網羅は全命令を1回以上、判定条件網羅(分岐網羅)は各判定の真偽双方を、条件網羅は各条件式の真偽を通す。強さと必要ケース数がトレードオフになる。
カバレッジ(命令網羅・判定条件網羅)の具体例
安全性に関わる制御部分は判定条件網羅100%を完了基準に据え、画面表示のような影響の小さい部分は命令網羅で妥協する。基準を一律に決めず、モジュールの重要度で段階を分けて工数を配分するのが現実的な設計判断になる。
カバレッジ(命令網羅・判定条件網羅)は試験でどう引っ掛けられる?
命令網羅100%でも分岐の偽側を通っていない場合がある。また条件網羅は判定条件網羅を必ずしも包含しない。カバレッジが高くても仕様の抜け(書かれていない機能)は検出できず、ブラックボックス側の技法が別に要る。
カバレッジ(命令網羅・判定条件網羅)と関連する用語
カバレッジ(命令網羅・判定条件網羅)が出た過去問
ブラックボックステストにおけるテストケースの設計に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:プログラムがどのような機能を果たすのかを仕様書で調べて、テストケースを設計する。
要点:ブラックボックステストは仕様書から入出力関係を検証する
ブラックボックステストは、内部構造には立ち入らず、仕様として定められた入力と出力の関係が正しく実現されているかを確認する手法である。したがってテストケースは仕様書から機能を読み取って設計し、同値分割や限界値分析などで代表値を選ぶ。内部の命令網羅を狙うのはホワイトボックステストである。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問9(IPA)あるプログラムについて、流れ図で示される部分に関するテストケースを、判定条件網羅(分岐網羅)によって設定する。この場合のテストケースの組合せとして、適切なものは…
正解:(A=1, B=1), (A=7, B=1)
要点:分岐網羅は各判定の真と偽を1回ずつ通せばよい
判定条件網羅(分岐網羅)は、各判定が真になる場合と偽になる場合の両方を少なくとも1回ずつ通せばよい。判定は「A>6 または B=0」なので、(A=1, B=1) は A>6も B=0も成り立たず偽、(A=7, B=1) は A>6が成り立ち真となり、真偽の両方を網羅できる。
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。