MTBFとMTTRとは?
MTBFとMTTRとは、MTBFは故障から次の故障までの平均稼働時間(信頼性の指標)、MTTRは故障してから復旧するまでの平均時間(保守性の指標)。
システムアーキテクト試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2022年度)。
えむてぃーびーえふ・えむてぃーてぃーあーる
MTBFとMTTRの意味
MTBFは故障から次の故障までの平均稼働時間(信頼性の指標)、MTTRは故障してから復旧するまでの平均時間(保守性の指標)。
MTBFとMTTRの具体例
保守拠点を増やして駆付け時間を短縮すればMTTRが小さくなり稼働率は上がるが、故障の起こりやすさ(MTBF)は変わらない。
MTBFとMTTRは試験でどう引っ掛けられる?
保守体制の改善はMTTR側にしか効かない。予防保守や高信頼部品の採用がMTBF側の施策。
MTBFとMTTRと関連する用語
MTBFとMTTRが出た過去問
全国に分散しているシステムの保守に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:保守センタを1か所集中から分散配置に変えて駆付け時間を短縮することによって、MTTRは短くなる。
要点:駆付け時間の短縮はMTTRを改善し信頼性は変えない
MTBFは故障が起きるまでの平均間隔で信頼性を、MTTRは復旧に要する平均時間で保守性を表す。保守センタを分散配置して現地への駆付け時間を短くすれば、修理完了までの時間が縮むのでMTTRが短くなる。故障してから直す是正保守や遠隔保守は復旧時間に効くのであってMTBFを延ばすものではなく、逆に予防保守は故障そのものを減らすのでMTBFに効く。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問12(IPA)RAID1〜5の方式の違いは、何に基づいているか。
正解:データ及び冗長ビットの記録方法と記録位置との組合せ
要点:RAIDのレベルは冗長ビットの持たせ方の違いで分かれる
RAIDの各レベルは、データをどのように分割して並べ、パリティなどの冗長ビットをどのような形でどの位置に置くかという組合せによって区別される。ストライピングだけのRAID0、ミラーリングのRAID1、専用パリティディスクをもつRAID4、パリティを分散させるRAID5といった違いはすべてこの観点で説明できる。装置の性能やインタフェース、MTBFはレベルの定義とは関係しない。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問18(IPA)幾つかのサブシステムから成るシステムの信頼性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:フォールトが発生したあるサブシステムを切り離して、待機系のサブシステムに自動で切り替えるフェールオーバは、システムのMTBFは変化させないが、MTTRの短縮につながる。
要点:フェールオーバはMTBFを変えずMTTRを短縮する
MTBFは平均故障間隔(どれだけ故障せずに動き続けるか)、MTTRは平均修復時間(故障してからどれだけ早く復旧するか)である。フェールオーバは故障の発生自体を減らすわけではないのでMTBFは変わらないが、待機系へ自動で切り替わることで復旧に要する時間が短くなり、MTTRの短縮につながる。
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。