踏み台とは?
踏み台とは、攻撃者が身元を隠したり社内へ入り込んだりするために、乗っ取って中継地点として使う機器のこと。自社が被害者であると同時に、他社への攻撃元となって加害者側になりうる点が問われる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
ふみだい
踏み台の意味
攻撃者が身元を隠したり社内へ入り込んだりするために、乗っ取って中継地点として使う機器のこと。自社が被害者であると同時に、他社への攻撃元となって加害者側になりうる点が問われる。
踏み台の具体例
社内の一台のPCが感染し、そこを起点に他社のサーバへ攻撃が行われた結果、被害を受けた会社から自社へ連絡が来る。通信記録の提出や説明を求められ、取引先からの信用も損なわれるため、社外への影響として報告対象になる。
踏み台は試験でどう引っ掛けられる?
「自社の情報が盗まれていないから被害はない」は誤り。加害者として損害賠償や説明責任を問われることがある。また踏み台にされやすいのは公開サーバだけでなく、更新されないまま放置された機器やIoT機器も含まれる。
踏み台と関連する用語
踏み台が出た過去問
DNS水責め攻撃(ランダムサブドメイン攻撃)の手口と目的に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:オープンリゾルバとなっているDNSキャッシュサーバに対して,攻撃対象のドメインのサブドメイン名をランダムかつ大量に生成して問い合わせ,攻撃対象の権威DNSサーバを過負荷にさせる。
要点:存在しない名前の大量問合せで権威DNSを圧迫する
DNS水責め攻撃は、存在しないランダムなサブドメイン名を大量に問い合わせる手口です。キャッシュに無いため問合せは必ず対象ドメインの権威DNSサーバへ転送され、オープンリゾルバを多数踏み台にすることで権威サーバを過負荷に追い込みます。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問6(IPA)NTPリフレクション攻撃の特徴はどれか。
正解:送信元を偽って,NTPサーバにレスポンスデータが大きくなるリクエストを送信する。
要点:NTPリフレクションは送信元を詐称し大きな応答を標的へ集中させる
NTPリフレクション攻撃は、送信元IPアドレスを攻撃対象に詐称してNTPサーバへ問合せを送り、応答を攻撃対象に集中させるDDoS攻撃である。monlistのように小さな要求に対して非常に大きな応答が返るコマンドを使うと増幅率が高くなるため、エが特徴として正しい。対策はNTPサーバを外部から使えないよう制限し、増幅の踏み台にしないことである。
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問4(IPA)TCPのサブミッションポート(ポート番号587)の説明として、適切なものはどれか。
正解:電子メールサービスで、迷惑メール対策などのためにSMTPのポート番号25の代わりに使用する。
要点:587番は認証付きメール投稿用で迷惑メール対策に使う
サブミッションポートは、利用者のメールソフトが自分の契約するメールサーバへメールを投稿するために用いるポートである。ここではSMTP-AUTHによる利用者認証を必須とできるため、サーバ間転送用の25番と用途を分けることで、認証なしの投稿や踏み台化を防げる。ISPが外部の25番宛通信を遮断するOP25Bと組み合わせ、迷惑メール送信の抑止に用いられる。
出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。