DHCPとは?
DHCPとは、IPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイ・名前解決先などを端末へ自動配布するプロトコル。端末はブロードキャストで要求し、最初に届いた応答を採用するため、偽サーバを置かれると通信経路ごと奪われる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2023年度)。
でぃーえいちしーぴー
DHCPの意味
IPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイ・名前解決先などを端末へ自動配布するプロトコル。端末はブロードキャストで要求し、最初に届いた応答を採用するため、偽サーバを置かれると通信経路ごと奪われる。
DHCPの具体例
攻撃者が偽サーバを立て、ゲートウェイと名前解決先を自分の端末に設定させれば、以後その端末の通信はすべて攻撃者を経由する。貸出端末の追跡には、配布記録と認証ログの時刻を突き合わせる運用が要る。
DHCPは試験でどう引っ掛けられる?
配布されたアドレスは期限付きの貸与なので、時間が経つと同じ端末でも別のアドレスになりうる。ログ調査でIPアドレスだけを頼りに端末を特定するのは危険。
DHCPと関連する用語
DHCPが出た過去問
IPv4ネットワークでIPアドレスを割り当てる際に,DHCPクライアントとDHCPサーバ間でやり取りされるメッセージの順序として,適切なものはどれか。
正解:DHCPDISCOVER,DHCPOFFER,DHCPREQUEST,DHCPACK
要点:DHCPはDISCOVER・OFFER・REQUEST・ACKの順
DHCPではまずクライアントがDHCPDISCOVERをブロードキャストし、サーバがDHCPOFFERで貸出し候補を提示します。クライアントが採用するアドレスをDHCPREQUESTで要求し、サーバがDHCPACKで確定します。この4段階の順序が基本です。
出典:平成28年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)図のように、サブネット192.168.1.0/24にPCを接続し、サブネット192.168.2.0/24にあるDHCPサーバによってPCのIPアドレスの設定を行…
正解:255.255.255.255
要点:DHCPの最初の問合せは255.255.255.255宛てで送る
アドレスを持たない段階のクライアントは自分のサブネットも分からないため、DHCPDISCOVERは限定ブロードキャストアドレス255.255.255.255宛て(送信元は0.0.0.0)で送出される。同一セグメントにサーバがいない場合は、ルータ上のDHCPリレーエージェントがこれを受け取り、ユニキャストでDHCPサーバへ転送する。したがって最初の問合せの宛先は限定ブロードキャストとなる。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問18(IPA)DHCPのクライアントが、サーバから配布されたIPv4アドレスを、クライアント自身のホストアドレスとして設定する際に、そのアドレスが他のホストに使用されていない…
正解:ARP
要点:IPアドレス重複の確認はARP要求への応答有無で行う
割り当てられたIPアドレスが既に他のホストで使われていないかを確かめるには、そのアドレスを問い合わせるARP要求を送り、応答が返ってくるかを見ればよい。応答があれば同じアドレスを使うホストが存在することになり、重複と判断してサーバへ通知し別のアドレスを要求する。自分に割り当てられる予定のアドレスを対象にする点から、この方法はGratuitous ARPとも呼ばれる。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。