JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)とは?
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)とは、システム・ソフトウェア製品の品質を体系化した規格。製品品質モデルは機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の8つの特性から成り、各特性は副特性に細分される。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では7回出題されています(2017年度〜2025年度)。
じすえっくすにまんごせんじゅう
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)の意味
システム・ソフトウェア製品の品質を体系化した規格。製品品質モデルは機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の8つの特性から成り、各特性は副特性に細分される。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)の具体例
保守性の副特性であるモジュール性・再利用性・解析性・修正性・試験性を評価観点に、保守しやすさを定量指標で測る。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)は試験でどう引っ掛けられる?
品質特性の一覧をリスク識別のチェックリストとして使い、非機能面の見落としを防ぐ使い方も問われる。「利用時の品質モデル」(有効性・効率性・満足性・リスク回避性・利用状況網羅性)とは別のモデルである点にも注意。セキュリティを機能要件だけで捉えるのは誤りで、認証機能の有無は機能適合性寄りだが、機密性・完全性・否認防止はセキュリティ特性として別に評価する。使用性を「見た目の良さ」と読むのも誤りで、習得のしやすさや誤操作の防止まで含む。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)と関連する用語
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)が出た過去問
JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-システム及びソフトウェア品質モデル)におけるシステムの利用時の…
正解:利用の結果及び利用の影響を含め,利用者が把握した目標の達成状況によって得られる利用者の満足の度合い
要点:満足性の副特性「実用性」は目標達成による満足度
JIS X 25010の利用時の品質特性「満足性」は、実用性・信用性・快感性・快適性の副特性からなる。このうち実用性は、利用の結果や影響を含めて、利用者が自らの目標をどの程度達成できたと捉えたかによって得られる満足の度合いを指す。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問22(IPA)システム及びソフトウェア品質モデルの規格であるJIS X 25010:2013で定義されたシステム及び/又はソフトウェア製品の品質特性に関する説明のうち,適切な…
正解:機能適合性とは,明示された状況下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合いのことである。
要点:機能適合性はニーズを満たす機能提供の度合い
JIS X 25010の機能適合性は、明示的なニーズと暗黙のニーズを満たす機能を製品が提供する度合いを指します。資源の使用量に関わるのは性能効率性、明示された条件下で機能を実行し続ける度合いが信頼性、目標達成に利用できる度合いが利用時の品質に関わる使用性です。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問22(IPA)総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”を構成する暗号リストの説明のうち、適切なものは…
正解:電子政府推奨暗号リストとは、CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認された暗号技術のうち、市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され、当該技術の利用を推奨するもののリストである。
要点:電子政府推奨暗号リストは実績も伴う推奨技術のリスト
CRYPTREC暗号リストは三つのリストから構成される。電子政府推奨暗号リストは、安全性と実装性能が確認され、かつ市場での利用実績が十分か今後の普及が見込まれる技術を推奨するものである。推奨候補暗号リストは、安全性と性能は確認されたが利用実績が推奨段階に至っていない技術を挙げたもの。運用監視暗号リストが、安全性の低下により推奨からは外れたが互換性維持のために利用を認める技術のリストである。
出典:令和1年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問8(IPA)総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:CRYPTREC暗号リストにある推奨候補暗号リストとは,安全性及び実装性能が確認され,今後,電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性がある暗号技術のリストである。
要点:CRYPTRECは推奨・推奨候補・運用監視の三リスト構成
CRYPTREC暗号リストは三つのリストで構成される。電子政府推奨暗号リストは安全性・実装性能が確認され利用実績や普及見込みもある推奨技術、推奨候補暗号リストは安全性・実装性能は確認されたものの実績面から推奨には至らず、今後推奨リストに掲載される可能性がある技術、運用監視暗号リストは安全性の低下により推奨から外れたが互換性維持のため継続利用を許容する技術のリストである。
出典:令和1年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問9(IPA)JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-システム及びソフトウェア品質モデル)で定義されたシステム及び/…
正解:機能適合性とは,明示された状況下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合いのことである。
要点:機能適合性は必要な機能を満たす度合いを表す特性
JIS X 25010の製品品質モデルにおける機能適合性は、明示的なニーズと暗黙のニーズを満たす機能を製品が提供する度合いを表す品質特性であり、機能完全性・機能正確性・機能適切性を副特性として持つ。他の選択肢は別の特性の定義が入れ替えられている。
出典:令和3年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。