OAuth 2.0とは?
OAuth 2.0とは、利用者が自分の資格情報(ID・パスワード)を第三者アプリに渡すことなく、リソースへのアクセス権限だけを委譲するための認可の枠組み。認可サーバがアクセストークンを発行し、クライアントはそれを提示してリソースサーバのAPIを利用する。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2025年度)。
おーおーす
OAuth 2.0の意味
利用者が自分の資格情報(ID・パスワード)を第三者アプリに渡すことなく、リソースへのアクセス権限だけを委譲するための認可の枠組み。認可サーバがアクセストークンを発行し、クライアントはそれを提示してリソースサーバのAPIを利用する。
OAuth 2.0の具体例
写真印刷サービスに、クラウドストレージのパスワードを教えずに「特定フォルダの読取りだけ」を許可する。認可コードグラント+PKCEが現在の推奨フロー。
OAuth 2.0は試験でどう引っ掛けられる?
OAuth 2.0は認可であって認証ではない。「誰であるか」を確かめる用途にはOpenID Connect(OAuth 2.0を拡張しIDトークンを追加した仕様)を使う。またトークンを発行するのは認可サーバであり、リソースサーバではない。
OAuth 2.0と関連する用語
OAuth 2.0が出た過去問
特定の利用者が所有するリソースが,WebサービスA上にある。OAuth 2.0において,その利用者の認可の下,WebサービスBからそのリソースへの限定されたアク…
正解:WebサービスAが,アクセストークンを発行する。
要点:OAuthはリソース側がアクセストークンを発行する
OAuth 2.0では、リソースを持つ側(ここではWebサービスA)の認可サーバが、利用者の同意を得たうえでアクセストークンを発行します。WebサービスBはそのトークンを提示して限定された範囲のリソースにアクセスするため、利用者の資格情報をBに渡さずに済みます。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問14(IPA)OAuth 2.0に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:認可を行うためのプロトコルであり、認可サーバが、利用者(リソースオーナー)の許可を得て、サービス(クライアント)に対し、適切な権限を付与するためのものである。
要点:OAuth2.0は資格情報を渡さず権限だけを委譲する認可の仕組み
OAuth 2.0は、リソースの持ち主が自分の資格情報をサービスに渡すことなく、限定した権限だけを第三者のアプリケーションに委譲するための認可のプロトコルである。リソースオーナーの同意を受けて認可サーバがアクセストークンを発行し、クライアントはそのトークンを提示してリソースサーバへアクセスする。利用者が誰であるかを確かめる認証の仕組みではなく、認証まで扱う場合はOpenID Connectを重ねて用いる。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問14(IPA)利用者Aが所有するリソースBが,WebサービスC上にある。OAuth 2.0において,利用者Aの認可の下,WebサービスDからリソースBへの限定されたアクセスを…
正解:WebサービスCが,アクセストークンを発行する。
要点:OAuth2.0では認可サーバがアクセストークンを発行する
OAuth 2.0では、リソース所有者(利用者A)の認可に基づき、認可サーバがクライアントに対してアクセストークンを発行する。本問では、リソースBを持つWebサービスCが認可サーバを兼ねているので、トークンを発行するのはWebサービスCである。WebサービスDはクライアントとして、受け取ったトークンを提示してリソースBへ限定的にアクセスする。
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)OAuth 2.0に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:認可を行うためのプロトコルであり、認可サーバが、利用者(リソースオーナー)の許可を得て、サービス(クライアント)に対し、適切な権限を付与するためのものである。
要点:OAuth 2.0は認証ではなくアクセス権限を委譲する認可の仕組み
OAuth 2.0は認可(アクセス権限の委譲)のためのプロトコルです。リソースオーナーが同意すると、認可サーバはクライアントに対してアクセストークンを発行し、クライアントはそのトークンの範囲内でリソースサーバのAPIを利用できます。利用者本人であることを確認する認証は本来の目的ではなく、認証を扱いたい場合はOAuth 2.0を土台に拡張したOpenID Connectを用います。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。