個人情報・個人データ・保有個人データとは?
個人情報・個人データ・保有個人データとは、個人情報保護法上の3段階の概念。「個人情報」は生存する個人を特定できる情報全般、「個人データ」はそれを検索可能な形で体系的にまとめたもの(データベース化されたもの)、「保有個人データ」はさらに事業者が開示・訂正・削除等の権限を持つものを指す。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では16回出題されています(2016年度〜2025年度)。
こじんじょうほう・こじんでーた・ほゆうこじんでーた
個人情報・個人データ・保有個人データの意味
個人情報保護法上の3段階の概念。「個人情報」は生存する個人を特定できる情報全般、「個人データ」はそれを検索可能な形で体系的にまとめたもの(データベース化されたもの)、「保有個人データ」はさらに事業者が開示・訂正・削除等の権限を持つものを指す。
個人情報・個人データ・保有個人データの具体例
名刺の束は個人情報だが、それを表計算ソフトで氏名検索できるよう整理すると個人データになる。自社で管理し本人の開示請求に応じられる顧客名簿は保有個人データにあたる。
個人情報・個人データ・保有個人データは試験でどう引っ掛けられる?
3つの用語で義務の範囲が異なる点が問われやすい。安全管理措置は個人データに、開示等への対応義務は保有個人データに課される。
個人情報・個人データ・保有個人データと関連する用語
個人情報・個人データ・保有個人データが出た過去問
プロバイダ責任制限法において、損害賠償責任が制限されるプロバイダの行為に該当するものはどれか。ここで、“利用者”とはプロバイダに加入してサービスを利用している者…
正解:利用者の電子掲示板への書込みが、他人の権利を侵害しているとは知らずに放置した。
要点:権利侵害を知らないプロバイダの放置は責任が制限される
プロバイダ責任制限法は、他人の権利を侵害する情報がやり取りされた場合のプロバイダの損害賠償責任を一定の範囲で免除する法律である。権利侵害を知らず、かつ知り得たといえる事情もない場合には、情報を放置しても被害者に対する責任を負わない。逆に、自ら盗聴したり個人情報を漏らしたりする行為はプロバイダ自身の違法行為であり、免責の対象にはならない。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問31(IPA)“特定個人情報ファイル”の取扱いのうち、国の個人情報保護委員会が制定した“特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)”で、認められているものはど…
正解:従業員の個人番号を含む源泉徴収票を、業務委託先の税理士に作成させる。
要点:個人番号は法定事務に限定、委託は監督付きで可
個人番号(マイナンバー)は、法令で定められた個人番号関係事務・個人番号利用事務の範囲でしか利用できず、目的外利用は禁止されている。源泉徴収票の作成は個人番号関係事務であり、その事務を税理士などに委託すること自体は認められている(ただし委託先に対する必要かつ適切な監督が求められる)。保存期間経過後は速やかに廃棄・削除しなければならない点も要注意である。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問33(IPA)“OECDプライバシーガイドライン”には8原則が定められている。その中の四つの原則についての説明のうち、適切なものはどれか。
正解:データ内容の原則:個人データは、利用目的に沿ったもので、かつ利用目的の達成に必要な範囲内で正確、完全、最新の内容に保つべきである。
要点:データ内容の原則は目的に沿った正確・完全・最新の維持を求める
OECDプライバシーガイドラインのデータ内容の原則は、個人データを利用目的に沿った範囲にとどめ、その範囲で正確・完全・最新に保つことを求めるものである。ほかの選択肢は、いずれも別の原則の内容を取り違えて当てはめている。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問31(IPA)個人情報に関する記述のうち、個人情報保護法に照らして適切なものはどれか。
正解:構成する文字列やドメイン名によって特定の個人を識別できるメールアドレスは、個人情報である。
要点:個人を識別できる生存者の情報はすべて個人情報に当たる
個人情報とは、生存する個人に関する情報のうち、その情報だけで、または他の情報と容易に照合することで特定の個人を識別できるものをいう。氏名と所属が読み取れるようなメールアドレスは、それ自体で個人を識別できるため個人情報に当たる。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問32(IPA)個人情報保護法が保護の対象としている個人情報に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:生存している個人に関する情報に限られる。
要点:個人情報は生存する個人を識別できる情報が対象
個人情報保護法にいう個人情報は、生存する個人に関する情報であって、特定の個人を識別できるものを指す。企業の顧客に限らず従業員の情報も含まれ、秘密かどうかや国籍も要件ではない。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問31(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。