DNSとFQDNとは?
DNSとFQDNとは、DNSはドメイン名とIPアドレスを対応づける仕組み。FQDNはホスト名からトップレベルドメインまでを省略せずに書いた完全なドメイン名。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では20回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ディーエヌエス・エフキューディーエヌ
DNSとFQDNの意味
DNSはドメイン名とIPアドレスを対応づける仕組み。FQDNはホスト名からトップレベルドメインまでを省略せずに書いた完全なドメイン名。
DNSとFQDNの具体例
利用者が「www.example.co.jp」(FQDN)を入力すると、DNSサーバがそれに対応するIPアドレスを調べて返し、実際の通信先が決まる。
DNSとFQDNは試験でどう引っ掛けられる?
DNSは名前とIPアドレスの対応を答えるだけで、応答の正しさや通信の暗号化までは保証しない。偽の応答を覚え込ませるDNSキャッシュポイズニングが成立するのはこのためで、対策はDNSSEC。またFQDNはトップレベルドメインまで省略せずに書いた形を指すので、「www」のようなホスト名単体はFQDNではない。
DNSとFQDNと関連する用語
DNSとFQDNが出た過去問
SPF(Sender Policy Framework)を利用する目的はどれか。
正解:メール送信元のなりすましを検知する。
要点:SPFはDNSで送信サーバを公開し送信元詐称を検知
SPFは、あるドメインからのメールを送信してよいメールサーバのIPアドレスをDNSのTXTレコードに公開しておき、受信側が実際の送信元IPアドレスと照合する仕組みである。これにより、正規ドメインを詐称した送信者アドレスのなりすましメールを受信側で判別できる。メール本文の改ざん検知ではなく、送信元の正当性検証が目的である点を押さえたい。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問16(IPA)IPアドレスの自動設定をするためにDHCPサーバが設置されたLAN環境の説明のうち、適切なものはどれか。
正解:DHCPによる自動設定を行うPCに、DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
要点:DHCPはブロードキャストで探すためサーバ指定が不要
DHCPでは、クライアントがブロードキャストで設定要求を出し、それに応答したサーバからIPアドレスなどを受け取る。したがってクライアントにDHCPサーバのアドレスをあらかじめ設定しておく必要はない。配布されるのはIPアドレスだけでなく、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイ、DNSサーバのアドレスなども含まれる。割当てには有効期限(リース期間)があり、同じアドレスが再び割り当てられる保証はない。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問47(IPA)DNSキャッシュポイズニングに分類される攻撃内容はどれか。
正解:PCが参照するDNSサーバに偽のドメイン情報を注入して,利用者を偽装されたサーバに誘導する。
要点:DNSキャッシュポイズニングは偽の名前解決情報で偽サイトへ誘導
DNSキャッシュポイズニングは、DNSサーバのキャッシュに偽の名前解決情報を覚え込ませる攻撃である。以後そのサーバを参照する利用者は、正しいドメイン名を入力しても攻撃者が用意した偽サイトへ誘導されてしまう。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問22(IPA)WAF(Web Application Firewall)におけるブラックリスト又はホワイトリストの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:ブラックリストは、問題がある通信データパターンを定義したものであり、該当する通信を遮断又は無害化する。
要点:WAFは通信パターンの黒白リストで攻撃を遮断する
WAFはWebアプリケーションへの通信内容を検査する仕組みで、ブラックリスト方式は攻撃に特徴的なパターンを定義しておき、合致した通信を遮断または無害化する。逆にホワイトリスト方式は正常と判断できる通信パターンだけを許可する。どちらもIPアドレスやFQDNの良し悪しを登録するものではない点に注意する。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問29(IPA)利用者PCがボットに感染しているかどうかをhostsファイルの改ざんの有無で確認するとき,hostsファイルが改ざんされていないと判断できる設定内容はどれか。こ…
正解:127.0.0.1 localhost(localhostは利用者PC自体を示す。)
要点:hostsで外部FQDNが127.0.0.1に向くのは改ざんの疑い
hostsファイルは名前解決をDNSより優先して行う仕組みで、マルウェアはここを書き換えてウイルス定義の更新先やOSの更新先を127.0.0.1(自分自身)に向け、更新や駆除を妨害する。外部のFQDNをループバックアドレスに割り当てている記述はいずれも改ざんを疑うべきである。一方、localhostを127.0.0.1に対応させるのは本来の標準的な記述であり、改ざんの痕跡とはいえない。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。