RSAとは?
RSAとは、大きな数の素因数分解が困難であることを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式の代表的なアルゴリズム。暗号化だけでなくディジタル署名にも利用される。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2022年度)。
アールエスエー
RSAの意味
大きな数の素因数分解が困難であることを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式の代表的なアルゴリズム。暗号化だけでなくディジタル署名にも利用される。
RSAの具体例
サーバ証明書の鍵ペア生成など、PKIの基盤となる場面でRSAが使われることが多い。
RSAは試験でどう引っ掛けられる?
用途によって使う鍵の向きが逆になる。秘密にしたい通信では暗号化に受信者の公開鍵、復号に受信者の秘密鍵を使うが、ディジタル署名では署名に送信者の秘密鍵、検証に送信者の公開鍵を使う。共通鍵暗号のAESと混同しないこと。
RSAと関連する用語
RSAが出た過去問
非常に大きな数の素因数分解が困難なことを利用した公開鍵暗号方式はどれか。
正解:RSA
要点:RSAは素因数分解の困難さを安全性の根拠とする公開鍵暗号
RSAは、大きな二つの素数の積は容易に計算できるが、その積を素因数分解するのは計算量的に困難であるという性質に安全性の根拠を置く公開鍵暗号方式である。暗号化のほかディジタル署名にも用いられる。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問23(IPA)データベースで管理されるデータの暗号化に用いることができ,かつ,暗号化と復号とで同じ鍵を使用する暗号方式はどれか。
正解:AES
要点:暗号化と復号で同じ鍵を使う共通鍵暗号の代表がAES
暗号化と復号に同じ鍵を使うのが共通鍵暗号方式で、その代表がAESである。処理が高速なため、データベースやファイルなど大量のデータの暗号化に適している。RSAは暗号化と復号で異なる鍵を使う公開鍵暗号、SHA-256は復元できないハッシュ関数、PKIは公開鍵を運用するための基盤であり、いずれも共通鍵暗号方式ではない。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問26(IPA)楕円曲線暗号の特徴はどれか。
正解:RSA暗号と比べて、短い鍵長で同レベルの安全性が実現できる。
要点:楕円曲線暗号はRSAより短い鍵長で同等の安全性を得られる
楕円曲線暗号は、楕円曲線上の離散対数問題の難しさを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式である。RSAと同じ強度をより短い鍵長で実現できるため、鍵や署名のサイズが小さく、処理負荷や通信量を抑えられる。ICカードやモバイル機器など資源の限られた環境で広く使われている。
出典:令和1年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問27(IPA)データベースで管理されるデータの暗号化に用いることができ、かつ、暗号化と復号とで同じ鍵を使用する暗号方式はどれか。
正解:AES
要点:同一鍵で暗復号する共通鍵暗号の代表はAES
暗号化と復号に同じ鍵を用いるのが共通鍵暗号方式であり、その代表がAESである。処理が高速で大量のデータの暗号化に向くため、データベースやストレージの暗号化に適している。公開鍵暗号のRSAは異なる鍵の対を用い、SHA-256はハッシュ関数で復号できず、PKIは鍵と証明書を扱う基盤の名称であって暗号方式ではない。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。