EVM(アーンドバリューマネジメント)とは?
EVM(アーンドバリューマネジメント)とは、出来高を金額(または工数)に換算して、進捗とコストを同じ尺度で管理する手法。PV(計画価値:その時点までに完了予定だった作業の価値)、EV(出来高:実際に完了した作業の価値)、AC(実コスト:実際に要した費用)の3つを比較する。
ITサービスマネージャ試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2018年度)。
いーぶいえむ
EVM(アーンドバリューマネジメント)の意味
出来高を金額(または工数)に換算して、進捗とコストを同じ尺度で管理する手法。PV(計画価値:その時点までに完了予定だった作業の価値)、EV(出来高:実際に完了した作業の価値)、AC(実コスト:実際に要した費用)の3つを比較する。
EVM(アーンドバリューマネジメント)の具体例
40日・800人日で160本を開発する計画で、10日目終了時点の予定完成が40本(PV=200人日)、実際の完成が32本(EV=160人日)、投入工数が180人日(AC=180人日)といった形で評価する。
EVM(アーンドバリューマネジメント)は試験でどう引っ掛けられる?
EVは「投入した工数」ではなく「完成した成果物の価値」。実績工数をEVとして扱うと分析全体が誤る。
EVM(アーンドバリューマネジメント)と関連する用語
EVM(アーンドバリューマネジメント)が出た過去問
プログラム160本の開発に期間40日間、総工数800人日を予定している。10日目終了時点の予定と実績は表のとおりであった。EVMによる進捗状況分析結果のうち、適…
正解:コスト効率は計画どおりだが、スケジュール効率が計画よりも低い。
要点:EVMはCPI=EV/AC、SPI=EV/PVで費用と進捗を分けて見る
1本当たりの計画工数は800÷160=5人日なので、10日目終了時点のEV(出来高)は30本×5=150人日、PVは200人日、ACは実績150人日である。CPI=EV÷AC=150÷150=1.0で費用効率は計画どおり、SPI=EV÷PV=150÷200=0.75で進捗は計画を下回る。したがってコストは計画どおりだがスケジュールが遅れている状態と判断できる。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問16(IPA)プロジェクト管理で使用する分析技法のうち、傾向分析の説明はどれか。
正解:時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を分析する。
要点:傾向分析は時系列でパフォーマンスの推移を読む技法
傾向分析は、実績データを時系列に並べてパフォーマンスの推移を調べ、今後の見通しを立てる技法である。EVMの指標を期間ごとに追って改善しているのか悪化しているのかを読み取るような使い方をする。図を用いた原因分析や、選択肢の期待値比較とは別の技法である。
出典:平成29年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問18(IPA)システム開発のプロジェクトにおいて、EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点でEV-PVの値が負であるとき、どのような状況を示しているか…
正解:プロジェクトの進捗が、計画より遅れている。
要点:EV−PV(SV)が負なら、その時点の進捗は計画より遅れ
EV−PVはスケジュール差異(SV)であり、これが負ということは、その時点までに計画していた出来高(PV)に対し実際の出来高(EV)が届いていないことを意味する。すなわち進捗が計画より遅れている状態を示す。将来的に完了日が遅れるかどうかは、以後の挽回次第なので、この値だけからは断定できない。
出典:平成30年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。