プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオとは?
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオとは、プロジェクトは独自の成果物やサービスを生み出すための、始まりと終わりが明確な有期的な活動で、日常的に繰り返される定常業務とは区別される。複数の関連するプロジェクトを調整して管理する単位をプログラム、複数のプロジェクトやプログラムを組織全体の戦略目標達成の観点でまとめて管理する単位をポートフォリオという。
ITストラテジスト試験の過去問では5回出題されています(2018年度〜2025年度)。
ぷろじぇくととていじょうぎょうむ・ぷろぐらむ・ぽーとふぉりお
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオの意味
プロジェクトは独自の成果物やサービスを生み出すための、始まりと終わりが明確な有期的な活動で、日常的に繰り返される定常業務とは区別される。複数の関連するプロジェクトを調整して管理する単位をプログラム、複数のプロジェクトやプログラムを組織全体の戦略目標達成の観点でまとめて管理する単位をポートフォリオという。
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオの具体例
「新会計システムを半年で構築する」のはプロジェクト、完成後の日常的なシステム運用は定常業務にあたる。複数のシステム刷新プロジェクトを事業戦略の観点でまとめて管理する場合はポートフォリオマネジメントの対象になる。
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオは試験でどう引っ掛けられる?
規模の大小はプロジェクトの定義に関係ない。分岐点は有期性(始まりと終わりがある)と独自性で、繰り返し続く活動は規模が大きくても定常業務。またプログラムとポートフォリオの階層を逆にしやすく、包含関係はポートフォリオ⊃プログラム⊃プロジェクト。プログラムは相互に関連するプロジェクトの束、ポートフォリオは関連しないものも戦略目標の観点でまとめる単位。
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオと関連する用語
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオが出た過去問
プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)マトリックスのa、bに入れる語句の適切な組合せはどれか。
正解:a:市場成長率 b:市場占有率
要点:PPMは縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率をとる
PPMマトリックスは、縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率(相対的市場シェア)をとって事業を4象限に位置付ける。占有率が高く成長率も高い左上が花形、成長率は高いが占有率が低い右上が問題児、成長率は低いが占有率が高い左下が金のなる木、どちらも低い右下が負け犬となり、資源配分の判断に用いる。
出典:平成30年度 秋期 ITストラテジスト試験 am2 問7(IPA)Webサイト上で実行されるスマートコントラクトの説明はどれか。
正解:アプリケーションサービスを実現するための基盤上に執行条件と契約内容を事前に定義しておき、条件に合致したイベントが発生すると自動執行する仕組みである。
要点:スマートコントラクトは条件成立で契約が自動執行される仕組み
スマートコントラクトは、ブロックチェーンなどの基盤上に契約の内容と執行条件をあらかじめプログラムとして記述しておき、条件を満たすイベントが発生した時点で自動的に契約が執行される仕組みである。第三者の仲介を介さずに履行できるため、仲介コストと改ざんリスクの低減が期待される。
出典:令和1年度 秋期 ITストラテジスト試験 am2 問16(IPA)IT投資ポートフォリオにおいて、情報化投資の対象を、戦略、情報、トランザクション、インフラの四つのカテゴリに分類した場合、トランザクションカテゴリに対する投資の…
正解:ルーチン化された業務のコスト削減や処理効率向上を図る。
要点:トランザクション投資は定型業務のコスト削減と効率向上が目的
IT投資ポートフォリオでは投資対象を戦略・情報・トランザクション・インフラの4カテゴリに分ける。トランザクションカテゴリは受発注処理や会計処理のように定型化・ルーチン化された業務を処理する情報システムへの投資であり、直接の目的は処理の効率向上と業務コストの削減にある。
出典:令和3年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問3(IPA)スマートフォン向けのアプリケーションプログラムの開発プロジェクトa〜dにおいて、2年間の投資効果をNPVで評価する場合、投資効果が最大となるプロジェクトはどれか…
正解:c
要点:NPVは各年CFを現在価値に割り引き初期投資を差し引いて比較する
割引率10%で各年のキャッシュフローを現在価値にすると、1年後は1.1で、2年後は1.21で割る。NPVはaが-7.9+4.0+4.0=0.1、bが-5.5+3.0+3.0=0.5、cが-4.3+3.0+2.0=0.7、dが-6.1+2.0+3.0=-1.1(単位は百万円)となり、cが最大である。
出典:令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問4(IPA)プログラムの排他制御の不備によって、プロセスやスレッドが共有リソースに同時アクセスした場合に想定外の動作をするという問題はどれか。
正解:レースコンディション
要点:レースコンディションは排他制御不備による競合状態
レースコンディション(競合状態)は、複数のプロセスやスレッドが共有資源に同時アクセスした際、処理の実行順序やタイミングによって結果が変わってしまう問題である。排他制御(ロックや不可分操作)の不備が原因で、権限昇格などのセキュリティ上の脆弱性にもつながる。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。