暗号学的ハッシュ関数における原像計算困難性、つまり一方向性の性質はどれか。
一方向性=ハッシュ値から元のメッセージを逆算できない
選択肢
- アあるハッシュ値が与えられたとき、そのハッシュ値を出力するメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
- イ入力された可変長のメッセージに対して、固定長のハッシュ値を生成できるという性質
- ウハッシュ値が一致する二つの相異なるメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
- エハッシュの処理メカニズムに対して、外部からの不正な観測や改変を防御できるという性質
正解と解説
正解:ア あるハッシュ値が与えられたとき、そのハッシュ値を出力するメッセージを見つけることが計算量的に困難であるという性質
原像計算困難性(一方向性)とは、ハッシュ値だけが与えられたときに、そのハッシュ値になる入力メッセージを求めることが計算量的に困難であるという性質をいう。ハッシュ関数は求めるのは容易でも逆算はできないという一方向性を持つため、パスワードの保存などに利用される。
選択肢ごとの解説
- ア正解。与えられたハッシュ値から元のメッセージを逆算できないという一方向性の定義である。
- イ可変長入力から固定長の値を作るのはハッシュ関数一般の性質であり、一方向性の説明ではない。
- ウ同じハッシュ値になる2つのメッセージを見つけにくいのは衝突発見困難性である。
- エ外部からの観測や改変を防ぐのは実装上の耐タンパ性の話で、関数の数学的性質ではない。
同じ分野の他の問題
- 電子メールの送信時に、送信側メールサーバでデジタル署名を電子メールヘッダーに付与し、受信側メールサーバでそれを検証するこ…2025年度 秋期 問15
- JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)における真正性及び信頼性に対する定義a〜d…2025年度 秋期 問14
- デジタル署名が付与されたソフトウェアをインストールするときに、そのソフトウェアの発行元を確認するために使用する証明書はど…2025年度 秋期 問13
- サイバー攻撃の攻撃段階をモデル化したサイバーキルチェーンにおいて、“エクスプロイト”に該当する行為はどれか。2025年度 秋期 問12
- VPNで使用されるプロトコルであるIPsec, L2TP, TLSの、OSI基本参照モデルにおける相対的な位置関係はどれ…2025年度 春期 問15
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。