コンパイラの構成(字句解析・構文解析・最適化)とは?
コンパイラの構成(字句解析・構文解析・最適化)とは、ソースコードを機械語に翻訳するコンパイラの内部処理の流れ。文字列を意味のある単語(トークン)に分割する「字句解析」、トークン列が文法規則に沿っているか確認し構文木を作る「構文解析」、無駄な処理を省くなどして実行効率を高める「最適化」、最終的に目的コードを生成する「コード生成」の段階で進む。
応用情報技術者試験の過去問では16回出題されています(2016年度〜2024年度)。
こんぱいらのこうせい
コンパイラの構成(字句解析・構文解析・最適化)の意味
ソースコードを機械語に翻訳するコンパイラの内部処理の流れ。文字列を意味のある単語(トークン)に分割する「字句解析」、トークン列が文法規則に沿っているか確認し構文木を作る「構文解析」、無駄な処理を省くなどして実行効率を高める「最適化」、最終的に目的コードを生成する「コード生成」の段階で進む。
コンパイラの構成(字句解析・構文解析・最適化)の具体例
x = a + b * c という式は、字句解析で「x」「=」「a」「+」「b」「*」「c」というトークンに分割され、構文解析で乗算を先に計算する優先順位を反映した構文木に組み立てられる。
コンパイラの構成(字句解析・構文解析・最適化)は試験でどう引っ掛けられる?
字句解析と構文解析の担当が入れ替わりやすい。単語(トークン)への切り出しまでが字句解析で、文法規則に合っているかの判定・構文木の構築は構文解析。したがって x = = a のような文法の誤りは字句解析では検出されない。また変数の型の不一致など意味の誤りは構文解析ではなく意味解析の段階で見つかる。最適化を省略してもコンパイル自体は成立するため、必須の段階ではない点も問われる。
コンパイラの構成(字句解析・構文解析・最適化)と関連する用語
コンパイラの構成(字句解析・構文解析・最適化)が出た過去問
情報システム全体の最適化目標は経営戦略に基づいて設定される必要があり,その整合性を検証する必要がある。“財務状態の予測”と整合性を確保すべきものはどれか。
正解:情報化投資計画
要点:財務状態の予測と整合させるのは情報化投資計画
財務状態の予測は、いつどれだけの資金を投じられるかという制約に直結する。したがって、投資の時期と金額を定める情報化投資計画との整合性を確保する必要がある。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)システム管理基準(平成16年)によれば、組織全体の情報システムのあるべき姿を明確にする計画はどれか。
正解:全体最適化計画
要点:全体最適化計画は組織全体の情報システムのあるべき姿を示す
システム管理基準では、情報戦略の一環として全体最適化計画を策定することを求めている。これは個々のシステムごとではなく、組織全体の情報システムのあるべき姿と方向性を明確にする計画である。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)IoTの技術として注目されている、エッジコンピューティングの説明として、適切なものはどれか。
正解:演算処理のリソースを端末の近傍に置くことによって、アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
要点:エッジコンピューティングは端末近傍処理で低遅延化する
エッジコンピューティングは、クラウドに集約せず、端末の近くに配置したサーバで処理を行う方式である。処理と応答が端末の近傍で完結するため遅延が小さくなり、クラウドへ送るデータ量が減って通信トラフィックも抑えられる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問72(IPA)SCMの目的はどれか。
正解:複数の企業や組織にまたがる調達から販売までの業務プロセス全ての情報を統合的に管理することによって,コスト低減や納期短縮などを目的とする。
要点:SCMは調達から販売までを企業横断で最適化する手法。
SCM(供給連鎖管理)は、原材料の調達から生産・物流・販売に至る一連の流れを、複数の企業や組織にまたがって統合的に管理する手法である。需要情報や在庫情報を関係者間で共有することで、過剰在庫の削減や納期の短縮、全体最適によるコスト低減を目指す。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)IoTがもたらす効果を“監視”,“制御”,“最適化”,“自律化”の4段階に分類すると,IoTによって工場の機械の監視や制御などを行っているシステムにおいて,“自…
正解:クラウドサービスを介して,機械同士が互いの状態を常時監視・分析し,人手を介すことなく目標に合わせた協調動作を自動で行う。
要点:自律化は人手を介さず機器自身が判断し協調動作する段階。
IoTの効果は、状態を把握する監視、遠隔から動かす制御、データに基づき条件を調整する最適化、そして人手を介さず機器が自ら判断して動く自律化へと段階が進む。機械同士が互いの状態を常時監視・分析し、人が関与せずに目標へ向けて協調動作するのは、最終段階の自律化に当たる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問71(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。