参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)とは?
参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)とは、EAで用いる標準的なひな型。BRM(業務参照モデル)は業務体系を分類・体系化した最上位の参照モデル、DRM(データ参照モデル)はデータの分類と標準、SRM(サービスコンポーネント参照モデル)は再利用可能な機能部品の分類、TRM(技術参照モデル)は採用する技術標準の体系を示す。
応用情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2025年度)。
さんしょうもでる
参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)の意味
EAで用いる標準的なひな型。BRM(業務参照モデル)は業務体系を分類・体系化した最上位の参照モデル、DRM(データ参照モデル)はデータの分類と標準、SRM(サービスコンポーネント参照モデル)は再利用可能な機能部品の分類、TRM(技術参照モデル)は採用する技術標準の体系を示す。
参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)の具体例
複数の行政機関で共通するBRMを整備し、同種の業務に対して重複したシステム開発が行われていないかを横断的に点検する。
参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)は試験でどう引っ掛けられる?
BRMは「業務体系を分類・体系化した最上位の参照モデル」。データ側はDRMであり混同しない。
参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)と関連する用語
参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)が出た過去問
エンタープライズアーキテクチャの参照モデルのうち、BRM(Business Reference Model)として提供されるものはどれか。
正解:参照モデルの中で最も業務に近い階層として提供される、業務分類に従った業務体系及びシステム体系と各種業務モデル
要点:BRMは業務分類に基づく業務体系・システム体系を示す最上位の参照モデル
エンタープライズアーキテクチャの参照モデルは、業務体系のBRM、データ体系のDRM、適用処理・サービス体系のSRM、技術体系のTRMの4層で構成される。BRMは最も業務寄りの層で、政府や組織の業務を分類・体系化した業務体系とシステム体系、および各種の業務モデルを提供する。よってウが正解。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)ルータの機能に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:伝送媒体やアクセス制御方式が異なるネットワークの接続が可能であり、送信データのIPアドレスを識別し、データの転送経路を決定する。
要点:ルータはネットワーク層でIPアドレスにより経路を決める
ルータはOSI基本参照モデルのネットワーク層で動作し、パケットの宛先IPアドレスを見て経路表に従い転送先を決めます。ネットワーク層より下の物理層・データリンク層は接続する側ごとに異なっていてよいため、伝送媒体やアクセス制御方式が違うネットワーク同士でも相互接続できます。データリンク層で中継するのはブリッジやスイッチの役割です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問31(IPA)VPNで使用されるセキュアなプロトコルであるIPsec,L2TP,TLSの,OSI基本参照モデルにおける相対的な位置関係はどれか。
正解:C:上位から下位へ TLS, IPsec, L2TP の順に層を積む構成
要点:層の順はTLSが上、IPsecが中、L2TPが下
L2TPはデータリンク層のトンネリングプロトコル、IPsecはネットワーク層でIPパケットを保護するプロトコル、TLSはトランスポート層より上でアプリケーションのデータを保護するプロトコルである。したがって上位から下位へ並べるとTLS、IPsec、L2TPの順になる。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問45(IPA)VPNで使用されるセキュアなプロトコルであるIPsec, L2TP, TLSの、OSI基本参照モデルにおける相対的な位置関係はどれか。
正解:C(上位層から:TLS, IPsec, L2TP)
要点:上位からTLS、IPsec、L2TPの順に階層が下がる
L2TPは名前のとおりデータリンク層(レイヤ2)のフレームをトンネリングするプロトコルで最も下位に位置する。IPsecはIPパケットを保護するネットワーク層のプロトコルでその上、TLSはトランスポート層の上でアプリケーションデータを保護するため最上位となる。したがって上位から TLS、IPsec、L2TP の順である。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)OSI基本参照モデルのネットワーク層で動作し、“認証ヘッダ(AH)”と“暗号ペイロード(ESP)”の二つのプロトコルを含むものはどれか。
正解:IPsec
要点:IPsecはネットワーク層でAHとESPを提供する
IPsecはネットワーク層で動作するセキュリティプロトコル群で、完全性と認証を提供する認証ヘッダ(AH)と、暗号化に加え認証も行える暗号ペイロード(ESP)から成る。鍵交換にはIKEを用い、VPNの構築などに使われる。他の選択肢はいずれも上位層で動作する仕組みである。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問43(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。