ABC分析・パレート図とは?
ABC分析・パレート図とは、ABC分析は、売上や在庫金額などの構成比が大きい順に対象をA・B・Cのランクへ分類し、重点管理すべき対象を絞り込む手法。パレート図は、項目別の件数・金額を大きい順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を組み合わせた図で、「上位少数の項目が全体の大半を占める」というパレートの法則を可視化する。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2019年度〜2023年度)。
えーびーしーぶんせき・ぱれーとず
ABC分析・パレート図の意味
ABC分析は、売上や在庫金額などの構成比が大きい順に対象をA・B・Cのランクへ分類し、重点管理すべき対象を絞り込む手法。パレート図は、項目別の件数・金額を大きい順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を組み合わせた図で、「上位少数の項目が全体の大半を占める」というパレートの法則を可視化する。
ABC分析・パレート図の具体例
在庫金額の上位20%の品目で全体の80%を占めると分かれば、その品目だけ定期発注方式で厳密に管理し、残りは簡便な方式に切り替える。
ABC分析・パレート図は試験でどう引っ掛けられる?
重点分析のABC分析と、原価計算手法のABC(活動基準原価計算:Activity-Based Costing)は略語が同じだけの別物で、設問で入れ替えられる定番。パレート図の折れ線は累積構成比であって度数分布ではない(分布を見るのはヒストグラム)。QC七つ道具では、重点を絞るのがパレート図、原因を洗い出すのが特性要因図と役割が分かれる。
ABC分析・パレート図と関連する用語
ABC分析・パレート図が出た過去問
発生した故障について、発生要因ごとの件数の記録を基に、故障発生件数で上位を占める主な要因を明確に表現するのに適している図法はどれか。
正解:パレート図
要点:パレート図は件数の多い順に並べ主要因を明らかにする
パレート図は、項目ごとの件数を大きい順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図である。全体に占める割合の大きい項目が左に集まるため、故障件数の上位を占める主要因が一目で分かり、重点的に対策すべき対象を選ぶのに適している。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)不良品の個数を製品別に集計すると表のようになった。ABC分析を行って、まずA群の製品に対策を講じることにした。A群の製品は何種類か。ここで、A群は70%以上とす…
正解:5
要点:ABC分析は累積比率が基準を超える最小の品目数で区切る
ABC分析では個数の多い順に並べて累積比率を求める。累積は182、318、438、536、627となり、合計875に対する累積比率はそれぞれ20.8%、36.3%、50.1%、61.3%、71.7%である。70%以上に達するのは5種類目なので、A群は5種類となる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)発生した故障について、発生要因ごとの件数の記録を基に、故障発生件数で上位を占める主な要因を明確に表現するのに適している図法はどれか。
正解:パレート図
要点:パレート図は件数の多い順に並べ重点要因を明らかにする
パレート図は、項目別の件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図である。上位のどの要因が全体の大部分を占めるかがひと目で分かるため、重点的に対策すべき主要因の特定に適している。故障の発生要因ごとの件数から主要因を明確にする用途はまさにこれに当たる。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問76(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。