主キー・候補キーとは?
主キー・候補キーとは、行を一意に識別できる列の組が候補キーで、その中から実際に識別子として選んだものが主キー。主キーは重複と空値が許されない。データの一意性・網羅性を確かめる監査手続の出発点になるため、設計の妥当性が問われる。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2023年度)。
しゅきー・こうほきー
主キー・候補キーの意味
行を一意に識別できる列の組が候補キーで、その中から実際に識別子として選んだものが主キー。主キーは重複と空値が許されない。データの一意性・網羅性を確かめる監査手続の出発点になるため、設計の妥当性が問われる。
主キー・候補キーの具体例
社員表で社員番号とメールアドレスの双方が一意なら候補キーは二つあり、業務で不変な社員番号を主キーに選ぶ。監査人は主キー列に対して重複件数を数える問合せを実行し、0件であることをもって一意性統制が機能している証拠とする。
主キー・候補キーは試験でどう引っ掛けられる?
「業務上一意だから主キー制約は不要」という説明を鵜呑みにしない。制約が定義されていなければ、不具合や直接更新で重複が入り得る。また複数列を組み合わせた主キーも正当であり、必ず1列でなければならないというわけではない。
主キー・候補キーと関連する用語
主キー・候補キーが出た過去問
次の表において,"在庫"表の製品番号に参照制約が定義されているとき,その参照制約によって拒否される可能性がある操作はどれか。ここで,実線の下線は主キーを,破線の…
正解:"在庫"表への行追加
要点:参照制約は外部キー側への行追加を拒否しうる
参照制約は、外部キーの値が参照先の主キーに存在することを保証する仕組みである。在庫表に行を追加するとき、指定した製品番号が製品表に存在しなければ整合性が崩れるため、その追加は拒否されうる。在庫表からの行削除や製品表への行追加は参照先を失わせないので制約に反しない。
出典:令和1年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問17(IPA)UMLを用いて表した図のデータモデルを関係データベース上に実装する際の解釈のうち、適切なものはどれか。
正解:“付加情報”表には“顧客”表に対する参照制約を指定する。
要点:集約される側の表が、集約する側への参照制約を持つ
付加情報は顧客に集約され、注文主というロールで顧客と結び付いている。関係データベースに実装すると、付加情報側が顧客の主キーを外部キーとして保持することになるため、付加情報表には顧客表に対する参照制約を指定する。指定送付先の関連は注文側が付加情報を参照する形になり、向きが逆である点に注意する。
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。