無作為抽出・系統的抽出とは?
無作為抽出・系統的抽出とは、母集団の全項目が等しい確率で選ばれるように乱数で選ぶのが無作為抽出、起点だけを無作為に決め一定間隔で選ぶのが系統的抽出。統計的な推定を成り立たせる前提となる抽出方法で、監査人の恣意が入らないことを担保する。
システム監査技術者試験の過去問では1回出題されています。
むさくいちゅうしゅつ・けいとうてきちゅうしゅつ
無作為抽出・系統的抽出の意味
母集団の全項目が等しい確率で選ばれるように乱数で選ぶのが無作為抽出、起点だけを無作為に決め一定間隔で選ぶのが系統的抽出。統計的な推定を成り立たせる前提となる抽出方法で、監査人の恣意が入らないことを担保する。
無作為抽出・系統的抽出の具体例
12,000件の伝票から60件を選ぶ際、乱数表や表計算の乱数関数で伝票番号を選ぶのが無作為抽出。起点を7番として200件おきに選ぶのが系統的抽出になる。監査人は抽出方法と使用した乱数の種を調書に残し、第三者が再現できるようにする。
無作為抽出・系統的抽出は試験でどう引っ掛けられる?
系統的抽出は、母集団に抽出間隔と同じ周期性があると偏る。たとえば200件ごとに同じ担当者の伝票が並ぶ場合、特定の担当者ばかりが選ばれる。周期性が疑われるときは複数の起点を使うか無作為抽出に切り替える。
無作為抽出・系統的抽出と関連する用語
無作為抽出・系統的抽出が出た過去問
システム監査で利用する統計的サンプリング法に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:サンプルの抽出に無作為抽出法を用い,サンプルの評価結果に基づいて母集団に関する結論を出す場合に,確率論の考え方を用いる。
要点:統計的サンプリングは無作為抽出と確率論に基づく母集団推定が要件
統計的サンプリングは、無作為抽出によって母集団の各要素が抽出される確率を既知にし、標本の評価結果から母集団の状態を確率論的に推定する方法である。抽出と評価の両方が確率論に基づくことが要件であり、監査人の経験的判断で標本を選ぶ場合は非統計的サンプリングになる。標本数の多寡は両者を分ける基準にはならない。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。