第5正規形とは?
第5正規形とは、自明でない結合従属がすべて候補キーによるものである状態。3つ以上の表への分解でしか除去できない冗長を排除する。
データベーススペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2021年度)。
だいごせいきけい
第5正規形の意味
自明でない結合従属がすべて候補キーによるものである状態。3つ以上の表への分解でしか除去できない冗長を排除する。
第5正規形の具体例
「営業員・製品・顧客」の3項関係で、2表への分解では復元できないが3表に分解すると無損失に復元できるケース。
第5正規形は試験でどう引っ掛けられる?
第4正規形との境界は2表への分解で除去できるか。2表に分ければ済む冗長は第4正規形までの話で、3表以上に分解しないと除けない結合従属だけが第5正規形の対象。判定材料も多値従属ではなく結合従属に変わる。
第5正規形と関連する用語
第5正規形が出た過去問
第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:第3正規形までは、情報無損失でかつ関数従属性保存の分解ができる。
要点:第3正規形までは無損失かつ従属性保存の分解が可能
第3正規形までは、情報無損失(結合しても元に戻る)と関数従属性の保存を両立する分解が必ず存在することが知られている。一方でボイス・コッド正規形以降になると、無損失分解はできても関数従属性の保存が犠牲になる場合がある。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問8(IPA)第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:第3正規形への分解では、情報無損失かつ関数従属性が保存される。
要点:第3正規形までは無損失かつ関数従属性保存の分解ができる
第3正規形までは、分解しても結合により元に戻せる(情報無損失)うえ、元の関数従属性も保存される分解が必ず存在する。ボイス・コッド正規形以降になると、無損失分解はできても関数従属性の保存が犠牲になる場合がある点が対比される。
出典:令和1年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問7(IPA)第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:第3正規形への分解では、情報無損失かつ関数従属性が保存される。
要点:第3正規形までは無損失かつ関数従属性を保存して分解できる
第3正規形までであれば、情報を失わずに元へ復元できる(情報無損失)分解で、かつ元の関数従属性をすべて分解後の関係に保存する分解が常に可能である。一方、ボイス・コッド正規形より先へ進める分解では、無損失は保てても関数従属性の保存が犠牲になる場合がある。よってウが適切。
出典:令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。