スタブとドライバとは?
スタブとドライバとは、未完成のモジュールを補うテスト用の仮部品。スタブは「呼び出される側」の代役で、決められた値を返すだけの簡易モジュール。ドライバは「呼び出す側」の代役で、テスト対象へ引数を渡して結果を受け取る。FEでは、どちらを用意するテスト手法かを問う形で頻出する。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2024年度)。
すたぶとどらいば
スタブとドライバの意味
未完成のモジュールを補うテスト用の仮部品。スタブは「呼び出される側」の代役で、決められた値を返すだけの簡易モジュール。ドライバは「呼び出す側」の代役で、テスト対象へ引数を渡して結果を受け取る。FEでは、どちらを用意するテスト手法かを問う形で頻出する。
スタブとドライバの具体例
上位の画面制御から下位のDB更新へ呼び出す構造で、DB更新が未完成なら「常に成功を返すスタブ」を置いて上位を先にテストする。逆にDB更新だけ先にできたなら、値を渡すだけのドライバを書いて下位を単独で動かす。
スタブとドライバは試験でどう引っ掛けられる?
スタブ=下位の代役、ドライバ=上位の代役。名前と役割の対応が逆に覚えられやすい。「トップダウンで必要なのはスタブ」「ボトムアップで必要なのはドライバ」とセットで結び付けて覚える。
スタブとドライバと関連する用語
スタブとドライバが出た過去問
階層構造のモジュール群から成るソフトウェアの結合テストを,上位のモジュールから行う。この場合に使用する,下位のモジュールの代替となるテスト用のモジュールはどれか…
正解:スタブ
要点:トップダウンは下位の代わりにスタブ、ボトムアップはドライバ
上位のモジュールから順に結合していくトップダウンテストでは、まだ完成していない下位モジュールの代わりに、呼び出されると決められた値を返すだけの簡易モジュールを用意する。これをスタブと呼ぶ。逆にボトムアップテストで上位モジュールの代わりを務めるのがドライバである。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問49(IPA)モジュールの内部構造を考慮することなく、仕様書どおりに機能するかどうかをテストする手法はどれか。
正解:ブラックボックステスト
要点:ブラックボックステストは仕様だけを見て入出力を確認する
ブラックボックステストは、モジュールの中身を見ずに、仕様に定められた入力に対して期待どおりの出力が得られるかだけを確認する手法である。同値分割や限界値分析でテストデータを設計する。内部構造に着目して網羅率を測るのはホワイトボックステスト、トップダウンとボトムアップは結合テストの進め方の分類である。
出典:令和4年度 s 基本情報技術者試験 kamokuA 問40(IPA)階層構造のモジュール群から成るソフトウェアの結合テストを、上位のモジュールから行う。この場合に使用する、下位のモジュールの代替となるテスト用のモジュールはどれか…
正解:スタブ
要点:上位から試すときの下位の代役がスタブ、逆がドライバ
トップダウンで結合テストを進める場合、まだ完成していない下位モジュールの代わりに、呼び出されると決まった値を返す簡易モジュールを用意する。これがスタブである。逆にボトムアップで上位の代わりに使うものはドライバと呼ばれ、向きが対になっている。
出典:令和6年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。