単体テスト・結合テスト・システムテストとは?
単体テスト・結合テスト・システムテストとは、ソフトウェアテストを実施する段階・範囲による分類。単体テストはプログラムの最小単位(関数・モジュール)を個別に検証し、結合テストは複数のモジュールを組み合わせた際の連携を検証し、システムテストはシステム全体が要件を満たすかを検証する。運用に近い環境で利用者目線で確認する受入れテストが最終段階として行われることもある。
基本情報技術者試験の過去問では9回出題されています(2016年度〜2024年度)。
たんたいてすと・けつごうてすと・しすてむてすと
単体テスト・結合テスト・システムテストの意味
ソフトウェアテストを実施する段階・範囲による分類。単体テストはプログラムの最小単位(関数・モジュール)を個別に検証し、結合テストは複数のモジュールを組み合わせた際の連携を検証し、システムテストはシステム全体が要件を満たすかを検証する。運用に近い環境で利用者目線で確認する受入れテストが最終段階として行われることもある。
単体テスト・結合テスト・システムテストの具体例
単体テストの段階では、まだ完成していない呼び出し先モジュールの代わりにダミーの結果を返す「スタブ」や、呼び出し元モジュールの代わりに動く「ドライバ」を用意してテストすることがある。
単体テスト・結合テスト・システムテストは試験でどう引っ掛けられる?
スタブ(呼び出される側の代役)とドライバ(呼び出す側の代役)の役割を取り違えやすい。
単体テスト・結合テスト・システムテストと関連する用語
単体テスト・結合テスト・システムテストが出た過去問
開発期間10か月,開発工数200人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると,ピーク時の要員は何人か。ここで,各工程では開始から終了までの要員数は一定…
正解:22
要点:工程ごとに工数÷期間を求め、その最大値がピーク要員
各工程の要員数は、その工程の工数を期間で割って求める。工数200人月・期間10か月に配分率を掛けると、要件定義は32人月を2か月で16人、設計は66人月を3か月で22人、開発・テストは84人月を4か月で21人、システムテストは18人月を1か月で18人となる。最大は設計工程の22人である。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)システムテストの監査におけるチェックポイントのうち、最も適切なものはどれか。
正解:テストケースが網羅的に想定されていること
要点:テスト監査の要点はテストケースの網羅性の確認
システムテストの監査では、テストが妥当な範囲と方法で計画・実施されているかを確かめる。とりわけ、想定すべき条件や例外がテストケースとして漏れなく用意されているかは中心的な確認事項である。テスト計画の承認は開発側と利用側の双方が関与すべきであり、また本番環境でのテスト実施は業務に影響を与えるため適切ではない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問58(IPA)システムの移行テストを実施する主要な目的はどれか。
正解:確実性や効率性の観点で、既存システムから新システムへの切替え手順や切替えに伴う問題点を確認する。
要点:移行テストは切替え手順の確実性と問題点を事前に確認する
移行テストの目的は、新旧システムの切替えが計画どおりの手順と時間で確実に行えるかを事前に検証することである。データ移行の正しさ、作業の所要時間、失敗時の切戻しなど、切替え作業そのものに潜む問題点を洗い出す。機能の充足確認はシステムテスト、性能の確認は性能テストの目的であり、対象が異なる。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問56(IPA)階層構造のモジュール群から成るソフトウェアの結合テストを,上位のモジュールから行う。この場合に使用する,下位のモジュールの代替となるテスト用のモジュールはどれか…
正解:スタブ
要点:トップダウンは下位の代わりにスタブ、ボトムアップはドライバ
上位のモジュールから順に結合していくトップダウンテストでは、まだ完成していない下位モジュールの代わりに、呼び出されると決められた値を返すだけの簡易モジュールを用意する。これをスタブと呼ぶ。逆にボトムアップテストで上位モジュールの代わりを務めるのがドライバである。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問49(IPA)システム結合テストにおける状態遷移テストに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:設計されたイベントと内部状態の組合せどおりにシステムが動作することを確認する手法
要点:状態遷移テストはイベントと内部状態の組合せを検証する
状態遷移テストは、システムが内部にもつ状態と、そこへ入力されるイベントの組合せに着目する手法である。状態遷移図や状態遷移表をもとに、設計どおりの遷移が起きるか、想定外の遷移が起きないかを確認する。内部状態をもつシステムに適した手法であることが要点になる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。