プログラム言語・規約・解法の非保護とは?
プログラム言語・規約・解法の非保護とは、著作権法は、プログラムを作るための言語、通信手順などの約束事(規約)、アルゴリズム(解法)そのものは保護の対象外と定めている。保護されるのは、それらを用いて具体的に表現されたソースコードや実行形式のプログラムである。
基本情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2019年度)。
ぷろぐらむげんご・きやく・かいほうのひほご
プログラム言語・規約・解法の非保護の意味
著作権法は、プログラムを作るための言語、通信手順などの約束事(規約)、アルゴリズム(解法)そのものは保護の対象外と定めている。保護されるのは、それらを用いて具体的に表現されたソースコードや実行形式のプログラムである。
プログラム言語・規約・解法の非保護の具体例
他社ツールと同じ処理の考え方を参考に、自社で一から書き起こしたプログラムを作る場面。手順の考え方をまねること自体は著作権侵害にならないが、ソースコードを流用すれば侵害になる。特許が成立していないかは別途調査する。
プログラム言語・規約・解法の非保護は試験でどう引っ掛けられる?
アルゴリズムが著作権で保護されないからといって自由に使えるとは限らず、特許権や営業秘密として守られていることがある。逆に、変数名だけ書き換えたコードは実質的に複製とみなされる。
プログラム言語・規約・解法の非保護と関連する用語
プログラム言語・規約・解法の非保護が出た過去問
ファンクションポイント法の説明はどれか。
正解:外部入出力や内部論理ファイル、外部照会、外部インタフェースファイルの個数と特性などから開発規模を見積もる。
要点:FP法は利用者から見た機能の数と複雑さで規模を測る
ファンクションポイント法は、利用者から見た機能の数と難易度から開発規模を測る手法である。外部入力・外部出力・外部照会・内部論理ファイル・外部インタフェースファイルという5つの要素を数え、複雑さに応じた重みを掛けて合計する。プログラム言語に依存せず、設計の早い段階でも見積もれるのが利点である。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)著作権法において,保護の対象とならないものはどれか。
正解:プログラム言語や規約
要点:プログラム言語・規約・解法は著作権法の保護対象外
著作権法は具体的な表現を保護するもので、プログラム言語、規約(プロトコルやインタフェースの取決め)、解法(アルゴリズム)は保護の対象外と明示されている。これらを独占させると、以後のプログラム作成が著しく妨げられてしまうためである。個々のプログラムやマニュアル、体系的に構成されたデータベースは保護される。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)非機能要件の定義で行う作業はどれか。
正解:システム開発で用いるプログラム言語に合わせた開発基準,標準の技術要件を作成する。
要点:非機能要件は品質・制約・技術基準を定める
非機能要件は、システムが何をするか(機能)ではなく、どの程度の品質や制約で実現するかを定める要件です。性能・可用性・セキュリティ・運用保守性のほか、採用する言語に合わせた開発基準や標準といった技術要件も含まれます。データの流れや機能範囲、他システムとのインタフェース定義は機能要件側の作業です。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問65(IPA)著作権法によるソフトウェアの保護範囲に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される。
要点:ソースもオブジェクトも保護、言語・アルゴリズムは対象外
著作権法はプログラムを著作物として保護し、人が読むソースプログラムだけでなく、機械語に変換されたオブジェクトプログラムも同じく保護の対象になります。一方でプログラム言語、規約、解法(アルゴリズム)そのものは保護の対象外と明記されており、表現されたコードが保護されます。基本プログラムかアプリケーションかによる区別もありません。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)非機能要件の定義で行う作業はどれか。
正解:システム開発で用いるプログラム言語に合わせた開発基準、標準の技術要件を作成する。
要点:非機能要件は品質・制約・技術標準など機能以外の要求
非機能要件とは、システムが何をするかではなく、どのような品質・条件で動くかを定めるものである。性能、可用性、セキュリティ、運用・保守のしやすさに加え、開発時に守るべき技術標準や開発基準の策定も非機能要件の定義に含まれる。機能の範囲やデータの流れ、他システムとのインタフェースを決める作業は機能要件側の活動である。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問65(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。