ローダとは?
ローダとは、実行可能ファイルを補助記憶から主記憶へ読み込み、実行できる状態にするOSの機能。配置先アドレスに合わせてアドレス参照を補正する再配置や、動的リンクライブラリの結合、実行開始番地への制御移行を担う。
基本情報技術者試験の過去問では9回出題されています(2016年度〜2024年度)。
ろーだ
ローダの意味
実行可能ファイルを補助記憶から主記憶へ読み込み、実行できる状態にするOSの機能。配置先アドレスに合わせてアドレス参照を補正する再配置や、動的リンクライブラリの結合、実行開始番地への制御移行を担う。
ローダの具体例
同じプログラムを同時に2つ起動しても、ローダがそれぞれ別の領域へ配置し、参照するアドレスを補正するので互いに干渉しない。仮想記憶と組み合わせた環境では、起動時に全体を読まず必要なページだけを順次読み込む方式が一般的である。
ローダは試験でどう引っ掛けられる?
原始プログラムを目的プログラムに変換するのが翻訳(コンパイラ)、複数の目的プログラムを1つにまとめるのが連係編集(リンカ)、主記憶へ載せるのがローダ。この3段階の役割分担が入れ替えられて出題されやすい。
ローダと関連する用語
ローダが出た過去問
図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは,完了までに最短で何日を要するか。
正解:120
要点:最短完了日数=最長経路。ダミー作業は0日だが先行制約を伝える
最短の完了日数は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大の経路(クリティカルパス)で決まる。ノード1は30日(A)。ノード2は30+5=35日。ノード3はC経由の30+30=60日と、ノード2からのダミー経由の35日の大きいほうで60日。ノード4はD経由の30+20=50日と、ノード3からのダミー経由の60日の大きいほうで60日。合流ノード5は、E経由35+40=75日、F経由60+25=85日、G経由60+30=90日の最大で90日。最後にH(30日)を加えて120日となる。最長経路はA→C→(ダミー)→G→Hである。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)システム開発の進捗管理などに用いられるトレンドチャートの説明はどれか。
正解:作業の進捗状況と,予算の消費状況を関連付けて折れ線で示したもの
要点:トレンドチャートは進捗とコスト消費を折れ線で対比する
トレンドチャートは、進捗率と予算(コスト)の消費率を時間軸上に折れ線で重ね、両者の関係から進み具合を判断する図です。予算の消費が進捗を上回っていればコスト超過の兆しと読めます。作業日程の帯グラフはガントチャート、作業の順序関係を網状に示すのはアローダイアグラムです。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)図のアローダイアグラムにおいて、プロジェクト全体の期間を短縮するために、作業A~Eの幾つかを1日ずつ短縮する。プロジェクト全体の期間を2日短縮できる作業の組みは…
正解:B, D
要点:複数経路に共通する作業を短縮すると全体が縮む
3つの経路の所要日数はA→Dが8日、B→C→Dが9日、B→E→Fが8日で、全体は9日である。2日短縮して7日にするには、すべての経路を7日以下にする必要があり、2経路に共通するBと、別の2経路に共通するDを1日ずつ短縮すると3経路とも7日となる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)あるプロジェクトの日程計画をアローダイアグラムで示す。クリティカルパスはどれか。
正解:B, E, F
要点:クリティカルパスは開始から終了までの最長所要日数の経路
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大となるものである。合流点までは、AとCを通る経路が1+3で4、Bを通る経路が5となり、Bの側が遅い。合流点から先はEを通ってFへ至る経路が4+5で9日を要し、Dを通ってGへ至る経路より長い。したがって全体はB、E、Fの経路で5+4+5=14日となり、これがクリティカルパスである。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)アローダイアグラムの日程計画をもつプロジェクトの、開始から終了までの最少所要日数は何日か。
正解:12
要点:最少所要日数は全経路のうち最長となる日数
経路ごとに所要日数を合計して最長のものを求める。A・B・E・H・Jをたどる経路は2+2+2+2+4=12日、A・C・F・I・Jをたどる経路は2+1+3+1+4=11日、A・D・Gをたどる経路は2+4+3=9日となる。最長は12日なので、これが最少所要日数(クリティカルパスの長さ)である。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。