ABC分析・パレート図とは?
ABC分析・パレート図とは、ABC分析は、売上や在庫金額などの構成比が大きい順に対象をA・B・Cのランクへ分類し、重点管理すべき対象を絞り込む手法。パレート図は、項目別の件数・金額を大きい順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を組み合わせた図で、「上位少数の項目が全体の大半を占める」というパレートの法則を可視化する。
基本情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2025年度)。
えーびーしーぶんせき・ぱれーとず
ABC分析・パレート図の意味
ABC分析は、売上や在庫金額などの構成比が大きい順に対象をA・B・Cのランクへ分類し、重点管理すべき対象を絞り込む手法。パレート図は、項目別の件数・金額を大きい順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を組み合わせた図で、「上位少数の項目が全体の大半を占める」というパレートの法則を可視化する。
ABC分析・パレート図の具体例
在庫金額の上位20%の品目で全体の80%を占めると分かれば、その品目だけ定期発注方式で厳密に管理し、残りは簡便な方式に切り替える。
ABC分析・パレート図は試験でどう引っ掛けられる?
重点分析のABC分析と、原価計算手法のABC(活動基準原価計算:Activity-Based Costing)は略語が同じだけの別物で、設問で入れ替えられる定番。パレート図の折れ線は累積構成比であって度数分布ではない(分布を見るのはヒストグラム)。QC七つ道具では、重点を絞るのがパレート図、原因を洗い出すのが特性要因図と役割が分かれる。
ABC分析・パレート図と関連する用語
ABC分析・パレート図が出た過去問
プロジェクトで発生した課題の傾向を分析するために、ステークホルダ、コスト、スケジュール、品質などの管理項目別の課題件数を棒グラフとして件数が多い順に並べ、この順…
正解:パレート図
要点:パレート図は降順の棒+累積折れ線。重点項目の絞込みに使う
項目別の件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図はパレート図である。上位のわずかな項目が全体の大部分を占めるという傾向を可視化でき、重点的に対処すべき項目を選ぶのに使う。QC七つ道具の一つである。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)ある工場では,これまでに発生した不良品について,発生要因ごとの件数を記録している。この記録に基づいて,不良品発生の上位を占める要因と件数の累積割合を表したパレー…
正解:棒グラフが左から右へ降順に低くなり,累積割合の折れ線が原点付近から急に立ち上がって右へ行くほど傾きが緩やかになる図
要点:パレート図は降順の棒と単調増加の累積折れ線で描く
パレート図は、項目を件数の多い順に棒グラフで左から並べ、その累積比率を折れ線で重ねて描く。棒は左ほど高く右へ低くなり、折れ線は左側で急に立ち上がった後、右へ行くほど傾きが緩やかになって最終的に100%に達する。この形になっているものが正しいパレート図である。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問77(IPA)ABC分析手法の説明はどれか。
正解:販売金額、粗利益金額などが高い商品から順番に並べ、その累計比率によって商品を幾つかの階層に分け、高い階層に属する商品の販売量の拡大を図る。
要点:ABC分析は累計比率で重点管理すべき商品を絞り込む
ABC分析は、販売金額や粗利益額の大きい順に商品を並べ、その累計比率をもとにA・B・Cのランクに分類する手法である。上位のA群が売上の大部分を占めることが多いため、重点管理の対象を絞り込むのに使う。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問75(IPA)データマイニングの手法の一つであって,POSなどの蓄積データから“一緒に買われる商品”の組合せを発見する分析手法はどれか。
正解:マーケットバスケット分析
要点:マーケットバスケット分析は併売される商品を見つける
マーケットバスケット分析は、POSデータなどの購買履歴から同時に購入されやすい商品の組合せを見つけ出す手法である。得られた併売パターンは陳列やレコメンドの改善に使われる。ABC分析や3C分析、コンジョイント分析とは分析対象も目的も異なる。
出典:令和7年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。