BCP/BCMとは?
BCP/BCMとは、災害や大規模なサイバー攻撃で業務が中断した際に、重要業務を目標時間内に復旧させるための計画がBCP、その策定・訓練・見直しを継続する管理活動がBCM。事業影響度分析(BIA)で重要業務を選び、目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)を定める。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2019年度)。
びーしーぴー、びーしーえむ
BCP/BCMの意味
災害や大規模なサイバー攻撃で業務が中断した際に、重要業務を目標時間内に復旧させるための計画がBCP、その策定・訓練・見直しを継続する管理活動がBCM。事業影響度分析(BIA)で重要業務を選び、目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)を定める。
BCP/BCMの具体例
ランサムウェアで受注システムが停止した。BIAで受注処理をRTO4時間・RPO1時間と定めていたため、直近1時間分の再入力を前提に副系へ切り替え、紙伝票運用を並行させた。年2回の訓練で復元に6時間かかると判明し、手順を自動化してRTOを満たした。
BCP/BCMは試験でどう引っ掛けられる?
RTOは「いつまでに復旧するか(時間)」、RPOは「どの時点のデータまで戻せるか(データの損失許容量)」。バックアップ間隔はRPOに直結する。
BCP/BCMと関連する用語
BCP/BCMが出た過去問
事業継続計画(BCP)について監査を実施した結果,適切な状況と判断されるものはどれか。
正解:従業員の緊急連絡先リストを作成し,最新版に更新している。
要点:BCPは連絡体制の整備と優先順位付け、分散保管が基本
BCPは災害などで通常の体制が失われた状況を前提とするため、関係者へ確実に連絡が取れることが出発点になる。緊急連絡先リストを整備し、異動や退職を反映して最新に保っている状態は適切である。重要書類の一極集中や、優先順位を付けない一律の計画、平時の非公開は、いずれも有事に機能しない原因となる。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問60(IPA)事業継続計画で用いられる用語であり、インシデントの発生後、次のいずれかの事項までに要する時間を表すものはどれか。(1) 製品又はサービスが再開される。(2) 事…
正解:RTO
要点:RTOは再開までの時間目標、RPOは戻すデータの時点目標
RTOは目標復旧時間で、障害発生から業務やサービスを再開させるまでに許容できる時間の目標を表す。これに対しRPOは目標復旧時点で、どの時点のデータまで戻すことを許すかという「時間軸上の位置」を示す指標である。MTBFとMTTRは信頼性・保守性の指標で、事業継続計画の目標値ではない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)BCP(事業継続計画)の策定、運用に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:自然災害に加え、情報システムの機器故障やマルウェア感染も検討範囲に含める。
要点:BCPは影響度で優先順位を決め、災害以外の事象も含める
BCPは、災害だけでなく機器故障やマルウェア感染、供給網の途絶など、事業の継続を脅かすあらゆる事象を検討範囲とする。復旧の優先順位は技術的な容易さではなく、事業に与える影響の大きさで決める。また計画は全従業員に周知して訓練する必要があり、取引先や委託先との連携も想定しておくべきである。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問74(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。