MTBF(平均故障間隔)とは?
MTBF(平均故障間隔)とは、故障から次の故障までの平均稼働時間。信頼性(壊れにくさ)を表す指標で、大きいほどよい。
基本情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2025年度)。
えむてぃーびーえふ
MTBF(平均故障間隔)の意味
故障から次の故障までの平均稼働時間。信頼性(壊れにくさ)を表す指標で、大きいほどよい。
MTBF(平均故障間隔)の具体例
1年(8,760時間)のうち稼働が8,700時間で故障が3回なら、MTBFは2,900時間。
MTBF(平均故障間隔)は試験でどう引っ掛けられる?
直列接続したシステム全体のMTBFは、各構成要素のMTBFより短くなる。MTBFがR、MTTRがSの装置2台を直列にした場合、全体のMTBFはおよそR/2、MTTRはおよそSとなる(SがRに比べ十分小さい場合)。
MTBF(平均故障間隔)と関連する用語
MTBF(平均故障間隔)が出た過去問
ITILでは,可用性管理における重要業績評価指標(KPI)の例として,保守性を表す指標値の短縮を挙げている。この指標に該当するものはどれか。
正解:平均サービス回復時間
要点:保守性は平均復旧時間、信頼性は平均故障間隔で測る
保守性は、障害が起きたときにどれだけ速く復旧できるかを表す性質である。したがって指標は復旧に要した時間の平均であり、これが短いほど保守性が高い。平均故障間隔などは故障までの長さを表す信頼性の指標であり、短縮すべき値ではない。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)事業継続計画で用いられる用語であり、インシデントの発生後、次のいずれかの事項までに要する時間を表すものはどれか。(1) 製品又はサービスが再開される。(2) 事…
正解:RTO
要点:RTOは再開までの時間目標、RPOは戻すデータの時点目標
RTOは目標復旧時間で、障害発生から業務やサービスを再開させるまでに許容できる時間の目標を表す。これに対しRPOは目標復旧時点で、どの時点のデータまで戻すことを許すかという「時間軸上の位置」を示す指標である。MTBFとMTTRは信頼性・保守性の指標で、事業継続計画の目標値ではない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)2台のコンピュータを並列に接続して使うシステムがある。それぞれのMTBFとMTTRを次の表に示す。どちらか1台が稼働していればよい場合,システム全体の稼働率は何…
正解:99.8
要点:並列の稼働率は1-(1-A1)(1-A2)。両方停止の確率を引く
稼働率は MTBF÷(MTBF+MTTR) で求める。1台目は480÷500=0.96、2台目は950÷1000=0.95である。並列でどちらか1台稼働すればよいので、システム全体の稼働率は「両方同時に停止する確率」を1から引き、1-(1-0.96)×(1-0.95)=1-0.04×0.05=0.998、すなわち99.8%となる。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問15(IPA)システムの稼働率に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:MTBFを変えずにMTTRを短くできれば,システムの稼働率は向上する。
要点:稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)。長く動き短く直すほど高い
稼働率はMTBF÷(MTBF+MTTR)で表され、平均故障間隔が長いほど、また平均修理時間が短いほど高くなる。MTBFを保ったままMTTRを短縮すれば分母だけが小さくなるので稼働率は上がる。逆にMTBFやMTTRの一方だけが等しくても、もう一方が異なれば稼働率は一致しない。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問15(IPA)MTBFが45時間でMTTRが5時間の装置がある。この装置を二つ直列に接続したシステムの稼働率は幾らか。
正解:0.81
要点:稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)。直列は積、並列は1−(1−A)の積
1台の稼働率は MTBF ÷ (MTBF + MTTR) で求められ、45 ÷ (45 + 5) = 0.9 となる。直列接続のシステムは全ての装置が動いて初めて機能するので、稼働率は各装置の積となり、0.9 × 0.9 = 0.81 である。並列(どちらか動けばよい)なら 1 −(1−0.9)^2 = 0.99 になる点と混同しないこと。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。