NAT・NAPT(アドレス変換)とは?
NAT・NAPT(アドレス変換)とは、NAT(ネットワークアドレス変換)は、組織内で使うプライベートIPアドレスと、インターネットで使うグローバルIPアドレスを相互に変換する技術。NAPT(IPマスカレード)は、ポート番号も併せて変換することで、1つのグローバルIPアドレスを複数の内部機器で共有できるようにする。
基本情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2019年度)。
なっと・なぷと
NAT・NAPT(アドレス変換)の意味
NAT(ネットワークアドレス変換)は、組織内で使うプライベートIPアドレスと、インターネットで使うグローバルIPアドレスを相互に変換する技術。NAPT(IPマスカレード)は、ポート番号も併せて変換することで、1つのグローバルIPアドレスを複数の内部機器で共有できるようにする。
NAT・NAPT(アドレス変換)の具体例
家庭内の複数の機器はそれぞれプライベートIPアドレスを持つが、ルータがNAPTによってポート番号を使い分けることで、1つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットに接続できる。
NAT・NAPT(アドレス変換)は試験でどう引っ掛けられる?
NATはグローバルとプライベートを1対1で変換、NAPTはポート番号も併せて変換して1つのグローバルを多数の端末で共有する点が違い。内側から出る通信が前提のため、外部から内部サーバへ着信させるには静的な変換設定が別途要る。外部から通信を開始できないので副次的なセキュリティ効果はあるが、ファイアウォールの代わりにはならない。IPv6ではアドレス枯渇がなく前提が変わる点も押さえる。
NAT・NAPT(アドレス変換)と関連する用語
NAT・NAPT(アドレス変換)が出た過去問
プライベートIPアドレスをもつ複数の端末が,一つのグローバルIPアドレスを使ってインターネット接続を利用する仕組みを実現するものはどれか。
正解:NAPT
要点:NAPTはポート番号も変換し1つのグローバルIPを共用する
NAPTは、IPアドレスの変換に加えてポート番号も同時に書き換えることで、内部の複数端末を1つのグローバルIPアドレスに対応付ける。戻りの通信はポート番号の対応表をたどって元の端末へ振り分けられる。IPマスカレードとも呼ばれ、家庭用ルータの標準機能になっている。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問33(IPA)IPv4において、インターネット接続用ルータのNAT機能の説明として、適切なものはどれか。
正解:プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する機能である。
要点:NATはプライベートIPとグローバルIPを相互変換する
NATは、社内で使うプライベートIPアドレスと、インターネット上で通用するグローバルIPアドレスを相互に変換する機能である。限られたグローバルアドレスを多くの端末で共用でき、外部から内部アドレスが直接見えなくなる副次的効果もある。ポート番号も併せて変換して1つのグローバルアドレスを多数の端末で共用する方式はNAPT(IPマスカレード)と呼ばれる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問33(IPA)LANに接続されている複数のPCを,FTTHを使ってインターネットに接続するシステムがあり,装置AのWAN側インタフェースには1個のグローバルIPアドレスが割り…
正解:NAPT(IPマスカレード)
要点:NAPTはポート番号も変換して1つのグローバルIPを共有する
1個のグローバルIPアドレスを複数の端末で共有するには、IPアドレスに加えてポート番号も一緒に変換する必要があります。NAPT(IPマスカレード)は内側の各通信に異なるポート番号を割り当て、戻ってきたパケットをポート番号で元の端末へ振り分けます。アドレスだけを1対1で変換するNATでは、同時に使える端末が1台に限られます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問32(IPA)LANに接続されている複数のPCをインターネットに接続するシステムがあり、装置AのWAN側インタフェースには1個のグローバルIPアドレスが割り当てられている。こ…
正解:NAPT(IPマスカレード)
要点:1個のグローバルIPを多数端末で共有するのはNAPT
グローバルIPアドレス1個を複数端末で共有するには、プライベートIPアドレスとポート番号の組を対応付けて変換する仕組みが必要になる。これがNAPT(IPマスカレード)で、送信元IPアドレスをグローバルアドレスに書き換え、同時にポート番号を通信ごとに変えて識別する。IPアドレスを1対1で変換する単純なNATでは、1個のアドレスを同時に複数端末で使えない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問33(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。