TCPとUDPとは?
TCPとUDPとは、どちらもトランスポート層のプロトコル。TCPはコネクションを確立し、順序制御・再送制御・確認応答によって確実な到達を保証する。UDPはコネクションを張らず確認応答もしないため信頼性は低いが、処理が軽く遅延が小さい。
基本情報技術者試験の過去問では13回出題されています(2016年度〜2022年度)。
てぃーしーぴーとゆーでぃーぴー
TCPとUDPの意味
どちらもトランスポート層のプロトコル。TCPはコネクションを確立し、順序制御・再送制御・確認応答によって確実な到達を保証する。UDPはコネクションを張らず確認応答もしないため信頼性は低いが、処理が軽く遅延が小さい。
TCPとUDPの具体例
Webの閲覧やファイル転送、メール送信のように欠落が許されない通信はTCPを使う。一方、音声・映像のストリーミングやDNSの問合せ、NTPの時刻同期のように速さや軽さが重視される通信はUDPを使う。
TCPとUDPは試験でどう引っ掛けられる?
「UDPは信頼性がないから使われない」ではなく、再送による遅延が問題になる用途で積極的に選ばれる。またUDPでも誤り検出(チェックサム)はあり、壊れたデータを破棄はするが再送はしない、という区別が重要。
TCPとUDPと関連する用語
TCPとUDPが出た過去問
インターネットで利用される技術の標準化を図り、技術仕様をRFCとして策定している組織はどれか。
正解:IETF
要点:インターネット技術の仕様RFCを策定するのはIETF
IETFはインターネットで用いられる技術の標準化を担う組織で、その成果はRFCという文書番号で公開される。TCP/IPやHTTPなど、インターネットの基盤となる仕様の多くがこの形で定められている。IEEEはLANなどの規格、ANSIは米国の標準化機関、NISTは米国の標準技術研究所であり、RFCの発行主体ではない。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問80(IPA)二つのLANセグメントを接続する装置Aの機能をTCP/IPの階層モデルで表すと図のようになる。この装置Aはどれか。
正解:ルータ
要点:ルータはインターネット層、ブリッジやスイッチはリンク層で中継
図の装置はインターネット層まで処理していることが読み取れる。インターネット層すなわちIPアドレスを見て転送先を決める中継装置はルータである。リンク層までしか持たない装置ではネットワークをまたぐ経路選択ができない。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問31(IPA)TCP/IPネットワークにおいて,IPアドレスを動的に割り当てるプロトコルはどれか。
正解:DHCP
要点:DHCPはIPアドレス等の設定情報を動的に貸し出す
起動した端末に対してIPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの設定情報を自動的に貸し出すプロトコルがDHCPである。管理者が端末ごとに手作業で設定する必要がなくなり、限られたアドレスを使い回せる利点がある。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問32(IPA)PCへの侵入に成功したマルウェアがインターネット上の指令サーバと通信を行う場合に,宛先ポートとしてTCPポート番号80が多く使用される理由はどれか。
正解:Webサイトの閲覧に使用されることから,通信がファイアウォールで許可されている可能性が高い。
要点:80番は業務上許可されがちで、外部へ抜ける通り道になる
TCPの80番はHTTPすなわち通常のWeb閲覧に使われるポートであり、業務上必要なため多くの組織でファイアウォールの外向き通信が許可されている。マルウェアがこのポートを使えば、追加の設定変更なしに外部の指令サーバへ到達でき、通常の閲覧に紛れ込ませることもできる。閉じられていないポートを選ぶという発想である。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問45(IPA)PCとWebサーバがHTTPで通信している。PCからWebサーバ宛てのパケットでは,送信元ポート番号はPC側で割り当てた50001,宛先ポート番号は80であった…
正解:送信元(Webサーバ)のポート番号80,宛先(PC)のポート番号50001
要点:戻りパケットは送信元と宛先のポートが入れ替わるだけ
TCPの通信では、戻りのパケットは送信元と宛先を入れ替えた形になる。行きが「送信元50001・宛先80」だったのだから、戻りは「送信元80・宛先50001」となる。サーバ側が応答のたびに新しいポートを割り当てるわけではない点が要点である。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問35(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。