コンプライアンスとは?
コンプライアンスとは、企業が法令や社内規則、社会的規範を守って活動すること。単なる違法行為の回避だけでなく、企業倫理に反しない誠実な行動全般を含む。
ITパスポートの過去問では19回出題されています(2009年度〜2026年度)。
こんぷらいあんす
コンプライアンスの意味
企業が法令や社内規則、社会的規範を守って活動すること。単なる違法行為の回避だけでなく、企業倫理に反しない誠実な行動全般を含む。
コンプライアンスの具体例
経理担当者が粉飾決算の指示を拒否する、営業部門が景品表示法に違反する誇大広告を出さないよう社内チェック体制を整える。
コンプライアンスは試験でどう引っ掛けられる?
「法律さえ守っていればよい」と読み違えやすいが、社内規則・社会的規範・企業倫理まで含む。CSRの中にコンプライアンスが含まれる包含関係であり、両者を同じ意味として並べた選択肢は誤りになる。
コンプライアンスと関連する用語
コンプライアンスが出た過去問
内部統制に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:内部統制は、経営者が組織目的の達成について合理的な保証を得るためのマネジメントプロセスである。
要点:内部統制は組織目的の達成に合理的保証を与える経営者の仕組み
内部統制は、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全といった目的の達成について、合理的な保証を得るために組織へ組み込まれる仕組みであり、その整備と運用の責任は経営者にある。絶対的な保証ではなく「合理的な保証」である点が定義の要点である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)コンプライアンス経営を説明したものはどれか。
正解:企業倫理に基づき、ルール、マニュアル、チェックシステムなどを整備し、法令や社会規範を遵守した企業活動を行う。
要点:コンプライアンス経営は倫理と仕組みで法令遵守を担保する経営
コンプライアンス(法令遵守)経営とは、法令・社会規範・企業倫理を守って事業を行うために、社内規程やマニュアル、内部通報やチェックの仕組みを整備し、それを組織として運用していく経営姿勢を指す。単に「法律を破らない」だけでなく、倫理に反する行為を防ぐ体制づくりまでを含む点が特徴である。監視・点検の仕組み(コーポレートガバナンス)や、株主への説明(アカウンタビリティ)とは目的が異なる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問1(IPA)経営者又は取締役会による企業の経営を、株主などの利害関係者が監督・監視する仕組みはどれか。
正解:コーポレートガバナンス
要点:コーポレートガバナンスは利害関係者が経営を監視する仕組み
コーポレートガバナンス(企業統治)は、経営者や取締役会による経営を、株主をはじめとする利害関係者が監督・監視し、健全で透明な経営を確保する仕組みである。社外取締役の設置や監査役制度、情報開示などがその具体的な手段になる。法令遵守そのものを指すコンプライアンスとは区別される。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)内部統制の整備と運用に関する基本方針に基づいて、内部統制を整備、運用する役割と責任を有している人又は組織として、適切なものはどれか。
正解:経営者
要点:内部統制を整備・運用する責任は経営者にある
内部統制は、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守などを確保するために組織に組み込む仕組みであり、これを整備し運用する責任は業務執行の最高責任者である経営者が負う。取締役会は基本方針の決定と監督、監査役や内部監査人は監視・評価を担う立場である。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問43(IPA)利益の追求だけでなく,社会に対する貢献や地球環境の保護などの社会課題を認識して取り組むという企業活動の基本となる考え方はどれか。
正解:CSR
要点:CSRは利益だけでなく社会・環境への責任を果たす考え方
CSR(企業の社会的責任)は、企業が利益追求だけでなく、法令遵守、環境保護、地域社会への貢献など社会的な責任を果たすべきだとする考え方である。近年はサステナビリティ経営の基礎として位置付けられている。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。