ファイルシステムとは?
ファイルシステムとは、補助記憶装置上でファイルやフォルダ(ディレクトリ)を管理する仕組み。階層構造(ツリー構造)でフォルダの中にフォルダやファイルを入れ子に整理する方式が一般的。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2009年度〜2022年度)。
ふぁいるしすてむ
ファイルシステムの意味
補助記憶装置上でファイルやフォルダ(ディレクトリ)を管理する仕組み。階層構造(ツリー構造)でフォルダの中にフォルダやファイルを入れ子に整理する方式が一般的。
ファイルシステムの具体例
「マイドキュメント」フォルダの中に「2026年」フォルダ、その中に「report.docx」を置くように、階層的にファイルを整理して管理する。
ファイルシステムは試験でどう引っ掛けられる?
データを管理する点でDBMSと役割を取り違えやすいが、こちらはファイル単位の管理。出題では絶対パス(最上位からの全経路)と相対パス(現在いるフォルダからの経路)の区別、上位フォルダを表す「..」の読み方が定番。
ファイルシステムと関連する用語
ファイルシステムが出た過去問
木構造を採用したファイルシステムに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:階層が異なれば同じ名称のディレクトリが作成できる。
要点:木構造では親が違えば同名のディレクトリを作成できる
木構造のファイルシステムでは、ディレクトリを入れ子にして階層を作り、ファイルやディレクトリは所属する階層の中で名前が一意であればよい。したがって階層(親ディレクトリ)が異なれば、同じ名称のディレクトリを別々に作ることができる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問87(IPA)あるファイルシステムの一部が図のようなディレクトリ構造であるとき、*印のディレクトリ(カレントディレクトリ)D3から矢印が示すディレクトリD4の配下のファイルa…
正解:..¥D2¥D4¥a
要点:「..」は1階層上。相対指定は現在位置からの経路で考える
カレントディレクトリD3はルートD1の直下にあり、目的のD4はD1直下のD2の下にある。まず「..」で1階層上のD1へ移り、そこからD2、D4とたどってファイルaを指定すればよいので「..¥D2¥D4¥a」となる。指定が「.」や「..」で始まっているため、先頭にカレントディレクトリが補われることはない。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問57(IPA)PCのファイルシステムの役割として、適切なものはどれか。
正解:アプリケーションプログラムが、ハードディスクやDVDなど記録媒体の違いを意識しなくてもファイルにアクセスできるように、統一したインタフェースを提供する。
要点:ファイルシステムは媒体の違いを隠して統一的に扱う
ファイルシステムは、記憶媒体上のデータをファイルとディレクトリという形で管理し、アプリケーションからは媒体の種類や物理的な記録位置を意識せず同じ手順で読み書きできるようにする。OSが提供するこの共通のインタフェースにより、プログラムは装置の違いに縛られずに済む。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問67(IPA)階層型ディレクトリ構造のファイルシステムに関する用語と説明a〜dの組合せとして,適切なものはどれか。 a 階層の最上位にあるディレクトリを意味する。 b 階層の…
正解:カレントディレクトリ=c,絶対パス=b,ルートディレクトリ=a
要点:絶対パスはルート基点、相対パスはカレント基点
ルートディレクトリは階層構造の最上位にあるディレクトリ(a)、カレントディレクトリは今作業している位置のディレクトリ(c)である。絶対パスは最上位を基点として目的の位置までを示す表記(b)で、現在位置を基点とする表記(d)は相対パスである。したがってカレント=c、絶対パス=b、ルート=aの組合せが正しい。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問74(IPA)図に示すような階層構造をもつファイルシステムにおいて,*印のディレクトリ(カレントディレクトリ)から"..¥..¥DIRB¥Fn.txt"で指定したときに参照さ…
正解:④のFn.txt
要点:「..」は1階層上、相対パスは現在位置から順にたどる
「..」は1階層上を意味するので、これを2回たどるとカレントディレクトリから2つ上のディレクトリに移動する。設問の階層ではルート直下のDIRBがその位置に当たる。そこからさらにDIRBへ下り、その中のFn.txtを参照するので、ルート-DIRB-DIRBの下にあるファイルが該当する。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問75(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。