ロードバランサとは?
ロードバランサとは、複数のサーバに処理要求を振り分け、特定のサーバに負荷が集中しないよう均等化する装置・仕組み。サーバの台数を増やすことで全体の処理能力や可用性を高める「スケールアウト」構成の要となる。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2014年度〜2022年度)。
ろーどばらんさ
ロードバランサの意味
複数のサーバに処理要求を振り分け、特定のサーバに負荷が集中しないよう均等化する装置・仕組み。サーバの台数を増やすことで全体の処理能力や可用性を高める「スケールアウト」構成の要となる。
ロードバランサの具体例
アクセスが集中するイベントサイトで、ロードバランサが利用者からのアクセスを複数台のWebサーバに均等に振り分けることで、1台に負荷が偏ってダウンする事態を防ぐ。
ロードバランサは試験でどう引っ掛けられる?
台数を増やして分散するスケールアウトの要であり、1台の性能を上げるスケールアップとは方向が逆。負荷を均す装置であって、処理そのものを高速化したり、障害を検知して知らせるための仕組みではない。
ロードバランサと関連する用語
ロードバランサが出た過去問
情報処理システムの処理方式を図のように分類したとき、水平負荷分散システムを説明したものはどれか。
正解:複数のコンピュータで同じアプリケーションを実行し、一つのコンピュータに処理が集中しないようにする方式
要点:水平負荷分散は同じ処理を複数台で分担する方式
水平分散は対等な立場のコンピュータ同士で処理を分け合う形態で、そのうち負荷分散型は、同じ処理を行える複数の機器に処理を振り分けて特定の1台への集中を避ける方式である。役割ごとに機器を分けるのは機能分散、上下関係を持たせて役割を分けるのは垂直分散に当たる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問48(IPA)データを暗号化することによって防ぐことのできる脅威はどれか。
正解:通信内容の盗聴
要点:暗号化が守るのは盗聴に対する機密性
暗号化はデータを第三者に読めない形に変換する技術なので、通信経路上で内容を傍受されても意味を読み取られずに済む。すなわち機密性を守る対策である。誤操作による消失はバックアップ、人をだます手口への対策は教育や運用ルール、DoS攻撃への対策は通信の制限や負荷分散など、それぞれ別の手段が必要になる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問66(IPA)DBMSにおいて,あるサーバのデータを他のサーバに複製し,同期をとることで,可用性や性能の向上を図る手法のことを何というか。
正解:レプリケーション
要点:レプリケーションはデータを複製・同期し可用性と性能を高める
レプリケーションは、あるサーバのデータの複製を別のサーバに保持し、更新内容を反映して同期を保つ仕組みである。障害時に複製側へ切り替えられるため可用性が高まり、参照処理を複製側に振り分けることで負荷分散による性能向上も期待できる。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問78(IPA)情報セキュリティにおける完全性を維持する対策の例として,最も適切なものはどれか。
正解:データにディジタル署名を付与する。
要点:完全性は改ざん防止。ディジタル署名で内容の正しさを検証
完全性は、情報が改ざんされず正確かつ完全であることを保つ性質である。ディジタル署名を付与すると、内容が変更されていないことと作成者を検証できるため、完全性の維持に直接寄与する。暗号化は主に機密性、機器の二重化や負荷分散は主に可用性の対策である。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問79(IPA)a~dのうち,ファイアウォールの設置によって実現できる事項として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 外部に公開するWebサーバやメールサーバを設置す…
正解:a, b
要点:ファイアウォールは不正アクセス遮断とDMZ構築を担う
ファイアウォールは通信を通すかどうかを規則に従って判断する仕組みなので、外部から内部への不正アクセスの遮断と、公開サーバを置くDMZ(外部とも内部とも切り離した区画)の構築ができます。したがってaとbが該当します。人の入室管理は物理的なセキュリティ、要求の振り分けはロードバランサの役割です。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問64(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。