ロールフォワード・ロールバックとは?
ロールフォワード・ロールバックとは、システム障害発生時にデータベースを回復させる方法。バックアップ取得後の更新後コピー(ログ)を適用して障害直前の状態まで進める「ロールフォワード」と、更新前コピー(ログ)を適用して未完了のトランザクションを取り消し矛盾のない状態に戻す「ロールバック」がある。
ITパスポートの過去問では14回出題されています(2009年度〜2025年度)。
ろーるふぉわーど・ろーるばっく
ロールフォワード・ロールバックの意味
システム障害発生時にデータベースを回復させる方法。バックアップ取得後の更新後コピー(ログ)を適用して障害直前の状態まで進める「ロールフォワード」と、更新前コピー(ログ)を適用して未完了のトランザクションを取り消し矛盾のない状態に戻す「ロールバック」がある。
ロールフォワード・ロールバックの具体例
障害発生時、更新前コピーを使って未完了のトランザクションだけを取り消す(ロールバック)方法と、バックアップから更新後コピーを順に適用して最新状態まで復元する(ロールフォワード)方法を、障害の種類に応じて使い分ける。
ロールフォワード・ロールバックは試験でどう引っ掛けられる?
「更新前コピーを使う=ロールバック」「更新後コピーを使う=ロールフォワード」という対応関係を取り違えやすい。
ロールフォワード・ロールバックと関連する用語
ロールフォワード・ロールバックが出た過去問
オンライントランザクション処理システムを構成するサーバ上のソフトウェアのうち、データベース管理システムの役割の説明として、適切なものはどれか。
正解:アプリケーションプログラムからデータの検索や更新の要求を受け付けて、データベース内のデータの検索や更新をする。
要点:DBMSはアプリの要求を受けデータベースを検索・更新する
DBMS(データベース管理システム)は、アプリケーションからの検索・更新要求を受け取り、実際のデータベースに対して読み書きを行うソフトウェアである。同時実行制御や障害回復、アクセス権管理も担い、アプリケーションが物理的な格納方法を意識しなくて済むようにする。業務処理そのものはアプリケーション、要求受付や通信は他のミドルウェア・OSが担う。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問58(IPA)データベースの障害回復に用いられ、データベースの更新に関する情報が格納されているファイルはどれか。
正解:ログファイル
要点:ログファイルの更新履歴でロールバック・ロールフォワードを行う
ログファイル(ジャーナルファイル)には、データベースの更新前・更新後の値や更新の順序といった履歴が記録される。障害が起きたときは、バックアップを復元したうえでログの更新後情報を使って再実行するロールフォワードや、未完了のトランザクションを更新前情報で取り消すロールバックによって回復する。バックアップファイルは復旧の出発点となるが、更新情報そのものを持つのはログファイルである。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問88(IPA)データベース管理システムを利用する目的はどれか。
正解:複数の利用者がデータの一貫性を確保しながら情報を共有する。
要点:DBMSは一貫性を保ちながらデータを共有させる仕組み
DBMS(データベース管理システム)は、複数の利用者やプログラムが同時に同じデータを扱っても矛盾が生じないよう、排他制御やトランザクション管理によって一貫性を保ちながらデータを共有できるようにする仕組みである。あわせて障害回復や機密保護の機能も備えるが、OSの代わりになったり、バックアップを不要にしたりするものではない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)図は処理1、処理2の順でデータベースを更新するトランザクションの処理フローを示している。図中のa〜cのうち、コミット処理(処理1、処理2の更新結果を確定させる処…
正解:a
要点:全処理が正常終了したときだけコミットする
トランザクションは、一連の更新がすべて成功した場合にだけ結果を確定させ、途中で失敗した場合は取消し(ロールバック)で元に戻す必要がある。図では処理1・処理2の両方が正常終了した経路の先だけが確定処理に当たり、いずれかが異常終了した経路の先は取消し処理になる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問71(IPA)処理一覧に示す実行順に,トランザクション1~4を実行する。あるトランザクションが途中で異常終了し,トランザクションを中断してロールバックした結果,データAとデー…
正解:トランザクション4
要点:ロールバックで処理前の状態に戻る。残存データから逆算する
順に追うと、1でAが作られ、2が成功するとBが作られAが消え、3で再びAが作られてAとBの両方が存在する状態になる。4はBを削除する処理なので、これが成功すればAだけが残る。AとBが両方残っているということは、4が異常終了して取り消されたと分かる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問71(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。