一貫性とは?
一貫性とは、トランザクションの実行前後で、データベースが定義された制約を満たす矛盾のない状態に保たれる性質。
ITパスポートの過去問では32回出題されています(2009年度〜2026年度)。
いっかんせい
一貫性の意味
トランザクションの実行前後で、データベースが定義された制約を満たす矛盾のない状態に保たれる性質。
一貫性の具体例
借方と貸方の合計が常に一致する、在庫数が負にならない、といった不変条件が崩れない。
一貫性は試験でどう引っ掛けられる?
隔離性と役割が違う。一貫性は制約を満たしているかの話、隔離性は同時実行で互いに干渉しないかの話。またACIDの一貫性は単一DB内の制約を指し、複製間で同じ値が見えるというCAP定理の一貫性とは別物。
一貫性と関連する用語
一貫性が出た過去問
複数の利用者が同時にデータベースを利用する場合に、1人の利用者がデータ更新中に、同一のデータを別の利用者が参照しようとした。このとき、データの整合性を保障するた…
正解:更新中の利用者の処理が終了してから参照させる。
要点:更新中はロックし完了後に参照させて整合性を保つ
更新の途中にある中途半端な状態のデータを他の利用者が読み取ると、整合性のとれない情報を受け取ってしまう。そこでデータベース管理システムは、対象のデータに施錠(ロック)をかけ、更新側の処理が完了して確定するまで参照側を待たせることで、整合性を保つ。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問88(IPA)企業の情報戦略を策定する場合、最も考慮すべき事項はどれか。
正解:経営戦略との整合性
要点:情報戦略は経営戦略との整合性を最優先に策定する
情報戦略は、経営戦略で掲げた目標を情報システムの面から実現するための計画である。したがって最も重視すべきは経営戦略との整合性で、これを外すと投資が経営目標に結び付かない。技術動向や現行システムの制約、他社の動向も検討材料ではあるが、いずれも経営戦略に沿っているかという前提の下で考慮される。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問30(IPA)関係データベースで管理された"業者"表、"仕入明細"表及び"商品"表がある。新たな業者から新たな商品を仕入れた場合、表にデータを追加する順序のうち、適切なものは…
正解:"業者"表 → "商品"表 → "仕入明細"表
要点:外部キーは参照される表から先に登録する
外部キーは参照先の行が存在していなければ登録できない(参照整合性)。商品表は業者コードで業者表を参照し、仕入明細表は商品コードで商品表を参照しているので、参照される側から順に、業者表→商品表→仕入明細表の順で追加する必要がある。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問79(IPA)データベース管理システムを利用する目的はどれか。
正解:複数の利用者がデータの一貫性を確保しながら情報を共有する。
要点:DBMSは一貫性を保ちながらデータを共有させる仕組み
DBMS(データベース管理システム)は、複数の利用者やプログラムが同時に同じデータを扱っても矛盾が生じないよう、排他制御やトランザクション管理によって一貫性を保ちながらデータを共有できるようにする仕組みである。あわせて障害回復や機密保護の機能も備えるが、OSの代わりになったり、バックアップを不要にしたりするものではない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)複数の利用者が同一データベースに同時にアクセスする処理のうち,データの整合性を保つための対策が不要な処理はどれか。
正解:図書情報の検索処理
要点:競合対策が要るのは更新処理、検索は読むだけなので不要
整合性を保つ対策(排他制御など)が必要になるのは、複数の利用者が同じデータを同時に更新しようとする場面である。座席予約や入札、注文の受付はいずれも同じレコードの更新が競合し得るため制御が要る。これに対し、検索は読み取るだけでデータを書き換えないため、更新の競合は生じない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問63(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。