参照整合性とは?
参照整合性は、複数のテーブルが外部キーによって関連付けられているとき、その関連が矛盾なく成り立っている状態を保つ制約のことである。例えば注文テーブルの外部キーが顧客テーブルの主キーを参照している場合、参照整合性が保たれていれば、存在しない顧客IDを持つ注文データが登録されることはない。データベース管理システム(DBMS)は、参照整合性制約を設定することで、関連するデータの矛盾(存在しない親データを参照する子データの発生など)を自動的に防ぎ、テーブル間のデータの一貫性を維持する役割を果たす。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2010年度〜2026年度)。
さんしょうせいごうせい
参照整合性の意味
参照整合性は、複数のテーブルが外部キーによって関連付けられているとき、その関連が矛盾なく成り立っている状態を保つ制約のことである。例えば注文テーブルの外部キーが顧客テーブルの主キーを参照している場合、参照整合性が保たれていれば、存在しない顧客IDを持つ注文データが登録されることはない。データベース管理システム(DBMS)は、参照整合性制約を設定することで、関連するデータの矛盾(存在しない親データを参照する子データの発生など)を自動的に防ぎ、テーブル間のデータの一貫性を維持する役割を果たす。
参照整合性の具体例
顧客テーブルからある顧客のデータを削除しようとしたとき、その顧客の注文データが注文テーブルに残っていると、参照整合性制約によって削除がエラーになり、データの矛盾を未然に防ぐ。
参照整合性は試験でどう引っ掛けられる?
参照整合性は外部キーを用いたテーブル間の関連についての制約であり、単一テーブル内の主キーの一意性を保証する制約とは対象が異なる。
参照整合性と関連する用語
参照整合性が出た過去問
関係データベースで管理された"業者"表、"仕入明細"表及び"商品"表がある。新たな業者から新たな商品を仕入れた場合、表にデータを追加する順序のうち、適切なものは…
正解:"業者"表 → "商品"表 → "仕入明細"表
要点:外部キーは参照される表から先に登録する
外部キーは参照先の行が存在していなければ登録できない(参照整合性)。商品表は業者コードで業者表を参照し、仕入明細表は商品コードで商品表を参照しているので、参照される側から順に、業者表→商品表→仕入明細表の順で追加する必要がある。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問79(IPA)データベースにおける外部キーに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:複数のフィールドを、まとめて一つの外部キーとして設定することができる。
要点:外部キーは値の重複可。複数項目をまとめて設定もできる
外部キーは、ある表の項目が別の表の主キーなどを参照することで、表と表の関連を表し参照整合性を保つ仕組みである。参照先が一意であればよいので、参照する側の値は重複してよく、一つの表に複数の外部キーを置くこともできる。参照先の主キーが複数項目の組で構成される場合は、それに対応して複数項目をまとめて一つの外部キーとすることも可能である。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問73(IPA)DBMSにおけるインデックスに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:検索を高速に行う目的で,必要に応じて設定し,利用する情報
要点:インデックスは検索を速くするための任意の索引
インデックスは、特定の列の値と該当行の位置を対応付けた索引データで、全行を順に走査しなくても目的の行へ素早くたどり着けるようにする。検索性能の向上のために必要に応じて作成するもので、必須ではない。ただし更新時には索引の維持コストが生じるため、作り過ぎは避ける。トランザクション、参照整合性制約、主キーとは別概念である。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問86(IPA)関係データベースで管理している“口座”表、“顧客”表及び“取引明細”表がある。新たな顧客が口座の開設と同時に1万円を入金するとき、表にデータを追加する順序として…
正解:顧客 → 口座 → 取引明細
要点:外部キーがある表は、参照される側から順にデータを追加する
外部キーは参照先の行が存在して初めて設定できるため、参照される側の表から先に追加する必要がある。口座は顧客番号で顧客を参照し、取引明細は口座番号で口座を参照しているので、顧客・口座・取引明細の順になる。逆順に入れると参照整合性制約に違反して追加できない。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問72(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。