検収基準(受入基準)とは?
検収基準(受入基準)とは、プロジェクトで作成した成果物が「完成した」と発注者に認めてもらい、正式に引き渡しを受けるために満たすべき条件をあらかじめ定めたもののこと。どのテストに合格すれば良いか、どの機能が動作すれば良いかといった客観的な合格ラインを事前に発注者と開発側で合意しておくことで、「完成したかどうか」の認識の食い違いによる納期遅延や追加対応の押し付け合いを防ぐことができる。検収基準はプロジェクトの計画段階でプロダクトスコープ記述書などと合わせて定義され、運用テスト(受入テスト)の合否判定にそのまま用いられることが多い。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2009年度〜2021年度)。
けんしゅうきじゅん
検収基準(受入基準)の意味
プロジェクトで作成した成果物が「完成した」と発注者に認めてもらい、正式に引き渡しを受けるために満たすべき条件をあらかじめ定めたもののこと。どのテストに合格すれば良いか、どの機能が動作すれば良いかといった客観的な合格ラインを事前に発注者と開発側で合意しておくことで、「完成したかどうか」の認識の食い違いによる納期遅延や追加対応の押し付け合いを防ぐことができる。検収基準はプロジェクトの計画段階でプロダクトスコープ記述書などと合わせて定義され、運用テスト(受入テスト)の合否判定にそのまま用いられることが多い。
検収基準(受入基準)の具体例
発注者と開発ベンダーの間で「主要業務シナリオ50件のテストにすべて合格すること」「重大な不具合が0件であること」を検収基準として契約書に明記し、この基準を満たした時点で正式に検収・支払いを行う。
検収基準(受入基準)は試験でどう引っ掛けられる?
検収基準は発注者と開発側があらかじめ合意しておくべきものであり、成果物を提出した後になって検収する側が独自の基準を持ち出すことは本来のプロセスとしては望ましくない点が問われやすい。
検収基準(受入基準)と関連する用語
検収基準(受入基準)が出た過去問
ソフトウェア開発プロセスを"要件定義"、"システム設計"、"プログラミング"、"テスト"の各工程に区切って、この順に進める手法の長所はどれか。
正解:開発の進捗状況の把握が容易である。
要点:ウォータフォールは進捗が把握しやすいが仕様変更に弱い
工程を順に進めるウォータフォールモデルでは、各工程の成果物と完了基準がはっきりしているため、どの工程まで終わったかで進捗を把握しやすいという長所がある。一方、後戻りが難しく仕様変更に弱い、上流での十分なレビューが不可欠、利用者が実物に触れるのが終盤になる、といった短所がある。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問38(IPA)在庫管理システム(以下、システムという)の開発計画に関する記述。Sさんは、システムを構築するプロジェクトに参加することになった。システムの開発計画は、プロジェク…
正解:システム結合
要点:複数サブシステムにまたがる作業は上位階層に置く
WBSの第1階層には、システム全体にまたがる作業とサブシステム単位の作業が並んでいる。システム結合は複数のサブシステムを組み合わせて確認する作業なので、特定のサブシステムに属さず全体にかかわる。したがってシステム要件定義と同じ階層に置くのが適切である。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問89(IPA)ISMSにおける情報セキュリティリスクの取扱いに関する"リスク及び機会に対処する活動"には、リスク対応、リスク評価、リスク分析が含まれる。この活動の流れとして、…
正解:リスク分析 → リスク評価 → リスク対応
要点:リスクは分析→評価→対応の順で取り扱う
リスクへの対処は、まずリスクの発生確率や影響の大きさを見積もるリスク分析を行い、次にその結果を受入基準と照らして対応が必要かどうかを判断するリスク評価を行う。そのうえで、低減・回避・移転・受容といったリスク対応を選んで実施する。分析→評価→対応の順が正しい流れである。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問57(IPA)WBSを作成するときに、作業の記述や完了基準などを記述した補助文書を作成する。この文書の目的として、適切なものはどれか。
正解:WBSで定義した作業の内容と意味を明確に定義する。
要点:WBS辞書は各作業の内容・完了基準を明確に定義する
WBSは作業を階層的に分解した構成図だが、名称だけでは各作業の範囲や終わりの判断が担当者ごとにぶれる。そこでWBS辞書と呼ばれる補助文書に、作業の内容、成果物、完了基準などを記述し、作業の内容と意味を明確に定義して認識のずれを防ぐ。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問54(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。