デリバラブル(成果物)とは?
デリバラブル(成果物)とは、プロジェクトの各工程で作成が完了し、依頼主や次の工程の担当者に引き渡される、目に見える具体的な成果のことを指す。設計書やプログラム、テスト報告書、操作マニュアルなど、プロジェクトの計画段階でWBSやプロダクトスコープ記述書をもとに「何を成果物とするか」があらかじめ定義される。デリバラブルを明確にリストアップしておくことで、プロジェクトの進捗状況を「何がまだできていないか」という具体的な形で把握しやすくなり、契約上の納品物の範囲も明確になる。
ITパスポートの過去問では74回出題されています(2009年度〜2026年度)。
でりばらぶる
デリバラブル(成果物)の意味
プロジェクトの各工程で作成が完了し、依頼主や次の工程の担当者に引き渡される、目に見える具体的な成果のことを指す。設計書やプログラム、テスト報告書、操作マニュアルなど、プロジェクトの計画段階でWBSやプロダクトスコープ記述書をもとに「何を成果物とするか」があらかじめ定義される。デリバラブルを明確にリストアップしておくことで、プロジェクトの進捗状況を「何がまだできていないか」という具体的な形で把握しやすくなり、契約上の納品物の範囲も明確になる。
デリバラブル(成果物)の具体例
システム開発プロジェクトにおいて、要件定義書、外部設計書、ソースコード一式、テスト結果報告書、操作マニュアルをそれぞれの工程のデリバラブルとしてWBSに定義し、進捗管理表でチェックしていく。
デリバラブル(成果物)は試験でどう引っ掛けられる?
デリバラブルは形として残る成果物を指し、会議での合意事項や口頭での報告のように文書化・成果物化されていないものは含まれない点に注意。
デリバラブル(成果物)と関連する用語
デリバラブル(成果物)が出た過去問
プロジェクトを管理する上で、プロジェクトマネージャが考慮すべき制約条件の組合せとして、適切なものはどれか。
正解:対象範囲、納期、予算
要点:プロジェクトの三大制約はスコープ・納期・予算
プロジェクトマネジメントでは、成果物の範囲(スコープ)、期限、費用の三つが互いに影響し合う基本的な制約とされる。どれか一つを変えれば他にしわ寄せがいくため、三者の均衡を保つことが管理の中心となる。リスクは管理すべき対象領域の一つではあるが、この三大制約とは性格が異なる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問34(IPA)ソフトウェア開発における仕様変更の手順の要素を「変更内容の評価」「変更の指示」「変更の反映」「変更要求の受付」としたとき、手順のAに該当するものはどれか。
正解:変更内容の評価
要点:仕様変更は受付→評価→指示→反映の順で統制する
仕様変更は、まず要求を受け付け、次にその影響範囲や工数、妥当性を評価したうえで、実施の可否を判断して変更を指示し、最後に成果物へ反映するという流れをとる。Aは二番目の位置にあるため、受付の次にくる変更内容の評価があてはまる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問44(IPA)システム開発を外部に委託する場合に行う管理方法として、適切なものはどれか。
正解:一括請負の場合は、成果物を納入するまでの過程については、すべて委託先の責任とリスクで作業を実施するので、発注元が委託先の従業員に直接指示は出さない。
要点:請負先の従業員へ直接指示を出すと偽装請負になる
請負契約では、受託側が仕事の完成に責任を負い、自社の従業員への指揮命令も受託側が行う。発注元が委託先の従業員へ直接指示を出すと、契約の実態が労働者派遣とみなされ(いわゆる偽装請負)、法令上の問題となる。発注元は成果物や進捗の確認を通じて管理するのが正しい。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問52(IPA)業務プロセスのモデルを説明したものはどれか。
正解:システム化の対象となるビジネスの活動やデータの流れを明示したもの
要点:業務プロセスモデルは業務の活動とデータの流れを可視化した図
業務プロセスのモデルとは、対象となる業務の活動(誰が何をするか)とデータの流れを図などで整理し、現状や目指す姿を可視化したものである。DFDやアクティビティ図がその代表で、システム化の前に業務そのものを理解・分析する目的で作られる。プログラム仕様、提案依頼の条件、運用体制の記述はいずれも別の成果物である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問11(IPA)プロジェクトを立ち上げるときに、最初に行うことはどれか。
正解:プロジェクト目標の明確化
要点:プロジェクトはまず目標と範囲の明確化から始める
プロジェクトは、有期で独自の成果物を生み出す活動であり、まず「何をどこまで達成すれば成功か」という目標と範囲を明確にすることから始まる。目標が定まってはじめて、必要な作業の洗い出し、スケジュールや予算の立案ができ、進捗管理はその計画に対して行うものである。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問34(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。