生成AI・基盤モデルとは?
生成AI・基盤モデルとは、大量のデータで事前学習した汎用モデル(基盤モデル)を土台に、文章・画像・コードなどを生成する技術。個別に学習器を作らずとも業務へ適用できる一方、出力の正確性、機密情報の取扱い、学習データと著作権の扱いが導入判断の論点になる。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2025年度〜2026年度)。
せいせいえーあい・きばんもでる
生成AI・基盤モデルの意味
大量のデータで事前学習した汎用モデル(基盤モデル)を土台に、文章・画像・コードなどを生成する技術。個別に学習器を作らずとも業務へ適用できる一方、出力の正確性、機密情報の取扱い、学習データと著作権の扱いが導入判断の論点になる。
生成AI・基盤モデルの具体例
問い合わせ対応で、自社規程やFAQを検索して生成の根拠に与える構成にし、回答に出典を併記する。入力を学習に使わない契約とし、機密区分ごとに利用可否を定める。効果は一次回答までの時間と自己解決率で測り、投資判断に用いる。
生成AI・基盤モデルは試験でどう引っ掛けられる?
もっともらしい誤りを出す性質があるため、人の確認を挟まない完全自動化は適用範囲を絞る必要がある。また「学習に使わせない設定」と「入力データがどこに保存されるか」は別問題で、契約条項と設定の両面を確認する。
生成AI・基盤モデルと関連する用語
生成AI・基盤モデルが出た過去問
生成AIにおいて、もっともらしいが事実とは異なる内容が出力されることを表す用語として、最も適切なものはどれか。
正解:ハルシネーション
要点:ハルシネーションは生成AIがもっともらしい嘘を出す現象
ハルシネーション(hallucination=幻覚)は、生成AIが事実に基づかない内容を、もっともらしい文章として出力してしまう現象を指す。生成AIは学習した統計的なパターンから次に来る語をつなげているだけで、内容の真偽を検証しているわけではないために起こる。したがって出力は人間が裏取りする前提で使う必要がある。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問10(IPA)生成AIに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:自然言語で指示された内容に従って、事前に学習したデータを基に、新しいコンテンツを生成する。
要点:生成AIは事前学習を基に指示から新規コンテンツを作る
生成AIは、大量のデータを事前に学習したモデルを土台に、自然言語などで与えられた指示に応じて文章・画像・音声といった新しいコンテンツを作り出す仕組みである。学習が前提である点と、既存データの検索ではなく新規生成である点が要点になる。数値を当てる予測モデルや、手順どおり動く自動化ツールとは性質が異なる。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問28(IPA)AIにおいて、広範囲かつ大量のデータで訓練されたものであり、ファインチューニングなどによって文章生成AIのような様々な用途に適応できる特徴をもつものを何というか…
正解:基盤モデル
要点:基盤モデルは事前訓練され多用途に適応できる汎用モデル
基盤モデルは、広範囲かつ大量のデータであらかじめ訓練された汎用的なモデルで、そのまま、あるいは追加学習(ファインチューニング)を施すことで文章生成や翻訳など多様な用途に応用できます。用途ごとにゼロから学習させる必要がない点が大きな特徴です。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問80(IPA)生成AIを用いた生成物の取扱いに関して、既存の著作物の著作権者から許諾を得ることが必要となる可能性のあるものだけを、全て挙げたものはどれか。 a 好みのアーティ…
正解:a
要点:生成AIの生成物も、公開すれば著作権の許諾が必要になり得る
著作権法では、私的な範囲で楽しむための複製は原則として許諾なしに行える一方、生成物を公衆へ送信・公開する行為は公衆送信権が働くため権利者の許諾が必要になり得る。既存の楽曲に似せる意図で生成した音楽をネット上で公開すれば、依拠性と類似性が認められて権利侵害になる可能性がある。無料公開であっても公衆送信であることに変わりはない。PC内に保管して本人が聴くだけの利用は私的使用の複製にとどまるため、許諾は問題にならない。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問1(IPA)AIにおけるプロンプトエンジニアリングの説明として、適切なものはどれか。
正解:意図した回答を得るためにAIに対する質問や指示の内容、情報の提供、出力形式の指定などを工夫すること
要点:プロンプトエンジニアリングは入力の工夫で出力の質を高める
プロンプトエンジニアリングは、生成AIから意図した回答を引き出すために、指示の書き方や前提情報の与え方、出力形式の指定などを工夫する取組みである。同じモデルでも与える指示の質によって結果が大きく変わるため、実務での活用に欠かせない技術となっている。モデル自体を作り替えるのではなく、入力側の工夫である点が特徴である。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問98(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。